天使・悪魔
Mon, 22 Mar 2021 16:08:18 JST (1515d)
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天使 
- 後述のグリゴリと重複するが、こちらはグノーシス教団で信仰されている存在に仕えているとされている者を指す。
- 悪魔と同様に召喚する手段がある(8章228「覚悟」より)とされており、「召喚」と「憑依」が存在する。
- 召喚は存在そのものを呼び出すことになるが、制御する方法がない。
- 憑依は外法とされており、人間に憑依させて力だけを手に入れることができるが依り代が発狂するとされている。
こちらは追い詰められた聖堂騎士スタニスラスが実行している。天使に憑依された者は見境なく暴れ、その肉体は核となった胃を摘出しない限り再生を続けていた。核が切り離された肉体は塩となり崩れ去る。
- グリゴリと同様に、作中では一部の聖堂騎士や枢機卿への憑依が確認されている。
そのためには首飾り、神殿の御神体の柱といったシンボルを必要とする。ローはこれを「アンテナ」と表現している。 - 憑依については、作中では大きく2種類確認されている。共通しているのは天使を象ったシンボルを必要とする点。
- グリゴリが主にとっていたのは、天使(御使い)を依り代の身体に「降ろす」憑依に該当する方式。
意識は憑依した天使のものとなり、その力を振るうごとに依り代の身体が負荷に耐えきれず崩壊していく。
聖堂騎士スタニスラスの行った憑依もこちらと同様だった。 - 8章のムスリム霊山でクリステラが行った憑依は上記と異なり、自身の人格や技量を維持しながら戦闘能力が大幅に増強され、更に権能まで使用可能となっていた。それまでとは一線を画す力を発揮したが、発狂や己の肉体が自壊することは無かった。
- この時、クリステラが天使から受け取った情報は「目の前の邪悪を滅ぼしうる力を与える。ただし、肉体の限界を越える力は渡せない。引き出せる量は集中力と信仰心に左右される。」という内容。
- グリゴリが主にとっていたのは、天使(御使い)を依り代の身体に「降ろす」憑依に該当する方式。
作中で確認された天使 
- Μιψηαελ(ミカエル)
- 最高位の天使とされるΣεραπηιμ(セラフィム)級の一体と思われる。
- 光の統率者にして審判者、そして「正義」の体現者、とクリステラは語る。
- Γαβριελ(ガブリエル)
- 最高位の天使とされるΣεραπηιμ(セラフィム)級の一体と思われる。
- この個体の発する歌声を受け入れた者を眷属として新生させる能力を持つ。
- ガブリエル=エストロゲン
- ガブリエルの眷属。上述の生贄が変生した個体。
- 子宮に近い形状であり、戦闘能力は備えていないものの自身から後述の兵士を産み出す。
- ガブリエル=エストラジオール
- エストロゲンが生産する大型の眷属。エグリゴリに匹敵する戦能力を持つが、そのサイズ故に生産性は低い。
- ガブリエル=エストロン
- エストロゲンが生産する眷属。人間より少々大きめのサイズ。生産性は並。
- ガブリエル=エストリオール
- エストロゲンが生産する眷属。小型の虫のような個体とされている。小型である事から生産性が非常に高い模様。
- Ραπηαελ(ラファエル)
- (名称不明)
- スタニスラスに憑依していた天使。指揮棒のようなものと円盾を使用し、味方の強化・治癒、復活させていた。ローの見立てでは味方の支援と指揮に長けた個体。転生者を「異邦の子」と呼んだ。
- Ποςερ(パワー)
- ペレルロ枢機卿に憑依した天使。何故か名前がローの脳裏を過ぎった。中級三位だとか。遠距離戦闘が専門のようで接近戦は避けていた。
+よくある天使の階級との対応について |
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グリゴリ 
- グリゴリ(リンク先)を参照。
悪魔 
- 触媒を元に呼び出すことのできる存在で、異界に住む生命体。主にダーザイン、テュケが召喚技術を持っている。
- 黒い肌に羽根を持つ、体内には核となる魔石が存在する。
- ローによると魔法生物の一種。下級、中級、上級に分類される。詳しくは4章95「後日」参照。