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【Magical: Critique of Fictional Fantasy】

 

 この世界で「魔法」が科学的に観測されたことはない。

 故に創作においては作者が各々独自に、または古典を引いて魔法を用意している。

 その結果、創作において現れる魔法理論は統一されておらず、また作品間での議論や比較を難しくなっている。また、非論理的で、整合性を欠いていたものも多い。

 本書「魔法論」の目的は、理性的な魔法理論を提示し、これをフリーに提供することで、支離滅裂な現状を正すことにある。

 

 言われるまでもなく、創作は自由である。

 故に、本書は古いファンタジーを批判するが、しかしこれを否定しない。

 また、本書も創作であることを、改めて指摘しておく。

 

Magical: Critique of Fictional Fantasy

 本Wikiにおいて「魔法」とは、物理現象や科学として認識されている法則系に含まれない、謂わば非科学的な法則系を意味します。つまり、例えば魔術や超能力や幽霊などが則る法則を全て含めて「魔法」と呼んでいます。

 本Wikiの目的は、創作において現れる旧態依然とした魔法、つまりエントロピーや量子力学といった考えが一般的になる以前に造られた魔法について、これを再解釈することです。

 本Wikiでは、魔法を論理的に体系的に解釈し、厳格でありながら、しかし望まれる現象を実現できるように構築することを目指しています。