カードストーリー /包 のバックアップ(No.6)


SSR Edit

僕の罰ゲーム Edit

カード情報
1話

+  ネタバレ注意
〇×(主人公)(さて、お掃除もも終わったし、次は何しようかな?)
〇×(……あれ? 居間から誰かの声がする……?)
あ! 危ない! ……よし、チャンス!
――やった! クリアー!
〇×包くん、ゲームすごく楽しそうだね。
え!? ……あ、×お姉ちゃん!
いつの間にいたの?
〇×今ちょうど、通りかかったところだよ。
声が聞こえたから、覗いてみたの。
そうなんだ。
ゲームにすごい集中してたから、気付かなかった。
〇×そのゲームって、そんなに面白いの?
面白いよ! 爽快感はあるんだけど、戦略も必要なの。
攻めるだけじゃなくて、防衛も大事で――
――それでね、これ、ふたりでもできるの。
だから、×お姉ちゃん、僕と対戦してよ!
〇×え、私が? む、無理だよ、そんな難しそうなゲーム!
そっかあ……。あ! じゃあ、これはどう?
可愛くて、女の子にも人気のゲームなんだよ!
〇×(あ、可愛いパッケージ。子供向けかな?
これなら私でもできそうかも……?)
〇×どうやって遊ぶゲームなの?
えっとね、自分の動物を操作して、敵の動物に見つからずに
相手の縄張りに侵入して、ボスを――
〇×ちょ、ちょっと待って。
可愛い感じなのに、内容は難しそうだね……。
えー、これも無理?
うーん……ふたりでゲーム遊ぶのは、無理かなあ。

 

私も一緒に遊びたいんだけど……
〇×ごめんね。私も包くんと一緒に遊びたかったんだけど……。
ううん、僕もお姉ちゃんが遊べそうなゲーム、
持ってなくてごめんね。
〇×うーん、何か私でもできそうなことないかな?
でも、僕今日はゲームしか持って来なかったよ。
どうしよう……。

 

テレビゲームじゃなくてもいい?
〇×……そうだなぁ。
じゃあ、テレビゲームじゃないゲームでもいいかな?
え? それってどんなの?
〇×例えば……すごろくとか、オセロとか。
道場にあれば、だけど。
あ! それっていい考え!
お姉ちゃん、すごい!

 

〇×じゃあ道場に何かなかったかな……。
――あ! 居間の棚に、確かトランプがあったかも!
やったあ!
それじゃあババ抜きしようよ! いい?
〇×うん、いいよ。
それなら私でも、包くんと勝負になるかも。
そうだよね。だから、ただババ抜きするんじゃなくて、
何か面白いことしようよ!
〇×面白いこと?
うん! そうだなぁ……。
ババ抜きで負けたほうが、罰ゲームするのはどう?
〇×ええ!? 罰ゲームって、本当に……?
あはは、そんなに不安そうな顔しないで大丈夫。
ババ抜きなら、運次第でどっちが勝つかわからないよ。
それに罰ゲームがあったほうが、盛り上がると思うし!
ね、いいでしょ?
〇×そう……なのかな? それじゃあ、そうしようか。
〇×でも、罰ゲームっていっても、何をするの?
うーん、じゃあ、勝った方が考えるってことで、どう?
〇×ええ、それって、最後まで罰ゲームが、
何かわからないってことだよね……。
うん! ドキドキして面白いでしょ?
お姉ちゃんも、勝ったらなんでも言ってね!
〇×う、うん……わかった。
それじゃあ、トランプ取ってきて始めようか。
〇×(うう……なんだか包くん、自信満々な感じだなぁ。)
――えーと、じゃあ次は……このカードにしよっと!
〇×(う……包くん、全然ババ引いてくれない。
まるで、私のカードが見えてるみたい……ハッ。まさか……。)
〇×ね、ねえ包くん……透視できる……とかじゃないよね?
えー、そんなことしなくたって、
お姉ちゃんの顔見れば、どれがババなのかわかるよ?
〇×えっ、私そんなに顔に出てたの……!?
――よし、このカードで……はい、僕の勝ちー!
〇×包くん、トランプでも強いんだね……。
えへへ、まあね!
それじゃあ、罰ゲーム、何にしようかな?
〇×(あ、忘れてた!
ババ抜きで負けたほうが、罰ゲームする約束だった!)
〇×ぱ、包くん……あんまり難しいのにしないでね。
でも、簡単すぎたら、罰ゲームにならないよ!
〇×うう……確かに。
それじゃあ、罰ゲームを言うね?
お姉ちゃん、今からエアギターを弾いてみて!
〇×エ、エアギター? ……って、どうやるの?
知らないの? えっとねえ、こうやるんだよ!
――ギュィィィィーン! ……ってね!
〇×わあ、すごい! 包くん上手!
えへへ、ありがとう!
……って、僕がやったんじゃ、罰ゲームにならないよ!
〇×あ、そうだった……。
じゃあ代わりに……おやつに何か作るんじゃ、だめ?
え? ほんとに!?
やったー! 作って作って!
〇×(良かった……。
罰ゲーム、おやつ作りなら、私でも出来るもんね。)

 
2話

+  ネタバレ注意
〇×それじゃあ、おやつは何を作ろうか?
僕はお姉ちゃんが作ってくれるなら、
何でもいいよ!
〇×そうだなあ……じゃあ、ホットケーキはどう?
うん、いいよ!
ホットケーキ食べたい!
〇×よかった。
じゃあ、作って来るから、ちょっと待っててね。
あ、待って!
僕も一緒にホットケーキ作りたいな。いいでしょ?
〇×うん、もちろん!
じゃあ一緒に作ろうか。
やったあ!
お姉ちゃん、いっぱいホットケーキ作ろうね!
〇×さてと、ホットプレートが熱くなる前に、
ホットケーキの生地、作っちゃうね。
あ、僕手伝うよ! 生地混ぜるのやらせて!
〇×ありがとう包くん、それじゃあお願いね。
うん! よーし、じゃあいっぱい混ぜて――
〇×あっ! 包くん、ホットケーキを作るときは
あんまり混ぜすぎないほうがいいよ?
え、そうなの? どうして?
〇×ホットケーキって、あまり混ぜすぎないほうが
ふんわり焼けるの。
へえ、そうなんだ。知らなかった!
さすが、お料理上手なお姉ちゃんだね!
〇×え? 私のこと、料理上手だって思ってくれてるの?
うん。だって、お姉ちゃんの作るおやつ、
いつもすごく美味しいんだもん!
〇×ありがとう。そう言ってくれるなら、
このホットケーキも美味しく焼かなくっちゃ!
……あ、ねえねえ、ホットケーキといえば、
ホットケーキとパンケーキの違いって、なんだろうね?
〇×あ……そう言われてみれば……。
〇×パンケーキは食事系が多くて、ホットケーキが蜂蜜や
メープルシロップをかけた甘いもの……かな?
そうなんだ。僕は、おうちで食べるのがホットケーキで、
外で食べるのがパンケーキなのかなって感じがするよ。
うーん。どれが正解かなあ……。
〇×(ホットケーキとパンケーキの違いなんて考えたことなかったな。)
――あ、お姉ちゃん、ホットケーキの生地、
混ぜるのこれくらいでいいかな?
〇×ええと……うん! ばっちり!
それじゃあ、焼いちゃおうか。
うん! ふわふわのホットケーキに焼けるといいな!
〇×――じゃあ、最後の1枚を重ねて……。
はい、ホットケーキ、全部焼けたよ。
すごくふわふわにできたね! 美味しそう!
〇×うん。ほんとに美味しそう!
じゃああとは、フルーツとかで、お店のみたいにしようか。
うん! やろう!
僕もフルーツ飾るの手伝うよ!
〇×うん、お願い。
じゃあ、私がクリームを盛るから、包くんはフルーツね。
任せて! すっごく美味しそうにするね!
……ええと、ここはイチゴ……ここはキウイかな。
あと、ここはどうしようかな――
〇×(ふふっ……。包くんすごく真剣な顔でやってくれてる。
私も、綺麗にクリーム盛り付けよう!)
――よし、これでホットケーキ完成!
お姉ちゃん、できたよ!
〇×わあ、すごく上手にできたね。
そうでしょ? 本当にお店のホットケーキみたい!
〇×そうだね。包くんが頑張ってくれたおかげだね。
えへへ、ありがとう!
こんなに美味しそうにできて嬉しいね!
……うーん、本当に美味しそう。
見てると、早く食べたくなってきちゃったよ。
〇×そうだね。それじゃあお茶を用意して、食べようか。
うん! 早く食べよう!
えへへ、楽しみだなあ。
〇×それじゃあ、いただきます。
いただきまーす!
――うん、すっごく美味しい!
〇×うん。ほんと、美味しいね!
このホットケーキ、見た目も味も、お店のみたい。
……ねえ、そういえば、さっきホットケーキと
パンケーキって、何が違うのかなって話したでしょ?
僕たちの作ったこれって、
ホットケーキかな? それともパンケーキ?
〇×え? うーんそうだなあ……どっちになるんだろう。
……どっちにしても、すごく美味しいのに変わりはないけど。
ほんとだね! だから、どっちでもいいのかも。
……でも、どうしてこんなに美味しくできたんだろう?
僕、次作る時もこのくらい美味しく作りたいよ。
〇×きっと、ふたりで一緒に作ったからだよ。
えへへ、そうだね! 僕もお姉ちゃんと
一緒に作ったからかなって思うよ。
〇×(こうして、包くんと一緒におしゃべりしながら食べるの、
なんだかすごく幸せな気持ちになるなあ……。)

 

3話

+  ネタバレ注意
〇×ホットケーキすごく美味しかったね。
ついたくさん食べちゃった。
うん、僕も食べすぎちゃった。
お腹いっぱいで、眠くなっちゃいそう……。
ふあぁ……なんだか、ほんとに眠くなってきた。
お姉ちゃん、僕、ソファーでお昼寝してもいい?

 

ソファーで寝ると風邪ひくよ
〇×包くん、ソファーで寝ると風邪ひくよ?
お布団敷いてきてあげるから、ちょっと待って。
お姉ちゃん、優しいなあ。
でも、すぐ寝たいから、ソファーにする……。

 

うん、ゆっくり休んで
〇×うん、いいよ。ゆっくり休んでね。
ありがと……それじゃ、僕ちょっと寝るね……。

 

〇×包くん、そのまま寝たら冷えちゃうから、
何かかけるもの、取って来るね。
〇×包くん、ブランケット持ってきたよ……?
…………。
〇×(あ、寝ちゃってる……。
そっとブランケットかけてあげなきゃ――)
〇×――え!?

 
僕の罰ゲーム
 

〇×(……び、びっくりした!)
えへへ、ごめんね。驚いた?
〇×だって……。
包くん、寝てると思ったのに急に手を引っ張るんだもん。
ごめんね。お姉ちゃんと一緒にお昼寝したくて、
つい引っ張っちゃった。
〇×え? 私とお昼寝? それって、隣に寝るってこと?
ええっと……それはちょっと、どうかなあ?
えー、ダメなの? お姉ちゃんの意地悪!
〇×(うう……包くんは意識してないんだろうけど、
添い寝はちょっと恥ずかしいような……。)
……あ! じゃあババ抜きの罰ゲーム、一緒にお昼寝にする!
それならいいでしょ?
〇×ええ!?
さっき、おやつ作ったのが、罰ゲームだったんじゃないの?
ホットケーキ作りは楽しかったから、罰ゲームにならないよ。
だから、罰ゲームは、一緒にお昼寝!
〇×(うーん……隣に寝るのは恥ずかしいけど、
それって罰ゲームなのかな?)
ほら、早く隣に来て! 僕、本当に眠いんだから……。
〇×わ、わかったよ。
じゃあ、包くんの隣で、一緒に寝るね。
〇×(――やっぱり、ふたりでソファーに寝ると、
ピッタリくっついちゃう……なんとなく気恥ずかしい……。)
……ありがとう。
――えへへ、お姉ちゃん、あったかくて気持ちいい。
あのね、お姉ちゃん……僕、今日、すごく楽しかった……。
一緒に……トランプして……ホットケーキ食べて……。
こうして、一緒にお昼寝も……すごく――
〇×(包くんの寝息が聞こえる……。
なんだか……私も……眠くなってきた――)
〇×(――あれ? 私、いつの間に眠ってたんだろう?
それに、近くで電子音が聞こえるし……?)
〇×……え? 包くん?
〇×(私の腕の中で、包くんがゲームしてる?
……そうだ、包くんと一緒に、お昼寝したんだった。)
あ、お姉ちゃん、起きたんだね。おはよう。
〇×おはよう、包くん。
ごめんね、私すっかり眠っちゃってて……。
ううん、僕もちょっと前に起きたばっかりだよ。
なんだか、すごく気持ちよく寝れちゃった。
〇×(私も、すごいぐっすり眠ってた。
包くんのそばで、安心できたのかな?)
お姉ちゃん、今日はありがとう。
トランプも、ホットケーキも、お昼寝も、すごく楽しかった。
〇×私も、今日はすごく楽しかったよ。
ありがとう、包くん。
ねえお姉ちゃん、また今日みたいに、僕と遊んでね!
〇×うん、もちろん!
……あ、でも、今度は罰ゲームとかなしだと、嬉しいなあ。
ええ!?
じゃあ次遊ぶときは、一緒にお昼寝はなし!?
〇×え? どうして?
だって、次もまた罰ゲームで、
一緒にお昼寝してもらおうと、思ってたから……。
〇×え? でも私、包くんとお昼寝するの嫌なわけじゃないよ?
それって、罰ゲームになるの?
……え? そうなんだ!
じゃあ、罰ゲームとかなくても、一緒にお昼寝できるんだね!
僕、嬉しいなあ!
〇×あ、あれ? そういうことになるのかな?
うん! だって、嫌じゃないんでしょ?
だから、また一緒にお昼寝してね!
〇×(ふふ。包くん嬉しそうだし、
また一緒にお昼寝もいいかな。)

 


背伸びをしたいお年頃 Edit

カード情報
1話

+  ネタバレ注意
あっ、お姉ちゃん見て!
向こうにケンスウ兄ちゃんそっくりの魚がいる!
〇×(主人公)えっ、どこどこ?
本当だ……! 愛嬌のある顔でかわいい。
いろんな魚がいるんだね~。
あっちのサメおっきい! 行こ、お姉ちゃん!
〇×わっ! 包くん!
そんなに引っ張っちゃ……!
あっ、ごめん! 楽しくてつい……。
〇×大丈夫。時間はたっぷりあるよ。
今日は思いっきり楽しもうね。
うん! 今日、お姉ちゃんと一緒に水族館に
来れたの、本当に嬉しくて。
本当は、紅丸さんとお姉ちゃんだけで
行く予定だったのにね~。
〇×うん。でも、紅丸さん
急な仕事が入っちゃったみたいで……。
〇×チケットの有効期限も近かったし、
『誰かと行っておいで』って言ってくれたんだ。
うーん。紅丸さんの代わりっていうのが、
なんかシャクだけど……。
ま、いっか。今日は僕が
お姉ちゃんをエスコートしてあげるんだ!
はぐれたらいけないから、
僕の手、絶対に離さないでね!
〇×うん。今日は休日で人も多いし、
包くんが迷子になっても大変だからね。
お姉ちゃんが迷子にならないように、
僕が守るのっ。
〇×(あ、あれ? 私が迷子になるほう……?)
〇×(でも、せっかく包くんが
張り切ってくれてるんだし……。)
〇×それじゃあ、お願いしようかな。
よろしくね、包くん。
任せて!
〇×(包くん、本当にずっと手を繋いでくれてる……。)
〇×(時々、ぎゅって確かめるみたいに握ってくるの、
なんだかかわいいなぁ。)
……あ、ねえねえお姉ちゃん。
喉乾いてない?
〇×え? あ、そうだね、ちょっと歩き疲れたし、
座って何か飲みたいかな。
了解! それじゃお姉ちゃんは、そこのベンチに座って、
ちょっとだけ待ってて!
いい? ぜーったいに知らない人についてっちゃダメだよ?
〇×(声をかける間もなく走って行っちゃった……。)
数分後――
お姉ちゃん、ただいま!
いい子にして待ってた?
はい、これお姉ちゃんの分ね!
〇×ありがとう。……わぁ!
これ、タピオカドリンク?
うん! 僕の見立てでは、お姉ちゃんはこの
タピオカフルーツティーが好きなんじゃないかと思って。
……合ってる?

 

大正解だよ!
〇×もちろん、大正解だよ!
わぁ、よかったぁ~。
嫌いなもの選んできちゃったらどうしようかと思ったよ……。

 

どれでも嬉しいよ
〇×包くんが私のこと考えて選んできてくれたなら、
どれでも嬉しいよ。ありがとう。
むー。それじゃあ合ってるのか合ってないのか
わかんないよー。
……でも、そう言ってくれてありがと。
お姉ちゃんは優しいね。

 

さてと。僕もお姉ちゃんの隣に座って、
タピオカ飲も~っと。

 
2話

+  ネタバレ注意
ん~。生き返る~。
〇×ほんと。たまに来るタピオカの食感が楽しい~。
ふふっ。お姉ちゃん、子供みたいなこと言ってるよ?
〇×そうかな?
そうだよ。……でも、そうやって無邪気に笑ってる
×お姉ちゃんも、かわいい。
〇×もう。大人をからかわないの。
からかってないよ? 本当にそう思うんだもん。
そういうお姉ちゃんの顔見てると、
かわいくってキュンってしちゃうんだ。
〇×っ……。
あははっ。お姉ちゃん、照れてる?
〇×そ、そんなこと……!
いいよ、目一杯顔真っ赤にしても。
ここ、薄暗いからあんまりよく見えないし。
僕はお姉ちゃんの照れた顔も見てみたいけどね~?
館内アナウンス間もなく、イルカショーが始まります。
皆様お誘いあわせの上、イルカ広場へどうぞお越しください。
〇×……! ぱ、包くん。
イルカショーだって! 見に行ってみない?
イルカショー!? うん、僕見てみたい!
行こう、お姉ちゃん!
飼育員みなさん、本日はようこそお越しくださいました!
飼育員このショーでは、イルカさんたちが一生懸命練習した
華麗なる技の数々を、みなさんに披露したいと思います!
飼育員上手にできたら、大きな拍手で褒めてあげてくださいね。
それではイルカさんたち~。準備はいいかな?
前の方の席が空いててよかったね!
特等席だよ~。
〇×う、うん……。
〇×(なんでだろう。むしろ他のお客さんたちみんな、
前の方の席を避けてるみたいな座り方してる……?)
飼育員まずはこのイルカさんが、宙に吊るされた輪をくぐります。
上手にできるかな~?
飼育員せーの!
〇×きゃっ!
わあぁっ! み、水しぶきが~!
〇×(どうしよう、
私も包くんも一瞬でずぶ濡れに……!)
〇×包くん、大丈夫?
っ……あははははっ!
すごいすごい! あんなに高く飛ぶなんて、
イルカってすごいんだね!
僕感動しちゃった!
もう一回飛んでくれないかな~。
〇×(よかった。包くん、むしろ喜んでるみたい。)
イルカショー、面白かったね!
もっともっと見たかったなぁ。
〇×包くん、ちょっといい?
すっかり濡れちゃってるから、今拭いてあげるね。
あっ。ありがとう、お姉ちゃん。
って、そうか。お姉ちゃんもこのままだと
風邪ひいちゃうね。
ごめんね。僕、夢中で気がつかなくって……。
途中で後ろの席に移動すればよかったね。
〇×ううん。いいんだよ。
包くんが楽しそうなの見て、安心したから。
うーん……。それじゃあ、
お姉ちゃんは、僕が拭いてあげる!
〇×えっ? そ、そんな。いいのに。
だーめ。風邪ひいちゃったら僕の責任だもん!
そのまま、じっとしててね。
〇×(私の髪を拭いてるだけなのに、
包くんの目が真剣……。)
〇×(責任、感じちゃってるのかな。
でも、気を遣ってもらえるの、嬉しいな。)

 

3話

+  ネタバレ注意
飼育員こんにちはー! よかったら、
コツメカワウソを抱っこしていきませんか?
わぁ、かわいい!
お姉ちゃん、抱っこしてみようよっ。

 
背伸びをしたいお年頃
 

コツメカワウソキュイー。
ふわぁ……あったかい……。
ほら、お姉ちゃんもっ。
〇×(コツメカワウソかぁ。
テレビでよく見るけど触ってみるのは初めて。)
〇×(うまく抱っこできるかな……?)
……お姉ちゃん、もしかしてちょっと不安?
〇×えっ。
大丈夫大丈夫!
この子たち、みんな人間が大好きみたいだから。
ねーっ。
コツメカワウソキュイー!
ほら、こう言ってるからさ。
とりあえず、なでてみてよ!
〇×う、うんっ……それじゃあ……。
コツメカワウソ……キュ~。
〇×わっ。自分からこっちに来た……!
〇×(でも本当だ、すごく人懐っこい。
それに包くんの言うとおり、あったかくて……。)
〇×かわいい……。
飼育員ふふっ。その子、実は男の子なんですけど、
女性に抱っこされるのが大好きなんですよねー。
あっ。そ、そういうこと!?
やっぱりダメ! 君は僕のほうにいて!
コツメカワウソキュ!? キュキュー!?
わあぁ、ダメだってば~!
お姉ちゃんから離れろ~!
飼育員あはは。弟さん、ヤキモチ焼いちゃいましたね。

 

弟じゃありません
〇×彼は弟じゃありません。
私、今日は彼に『エスコート』してもらうことになってて。
飼育員えっ? あ、そ、そうなんですね!?
すみません。
〇×いえいえ。
×お姉ちゃん……。

 

そうみたいですね
〇×そうみたいですね。
お姉ちゃん、僕が弟扱いされてるのは
否定してくれないの~!?
〇×えっ? あ、ごめん……!
む~……まあ、いいけどさぁ。

 

館内アナウンスみなさま、本館は間もなく閉館時間となります。
本日はお越しいただき、まことに――
お姉ちゃん、今日は本当にありがとう。
一緒に水族館に来られてよかったよ!
〇×私も! 包くんと一緒にいろんな体験ができて、
すごく楽しかった。
〇×それに……。
それに?
〇×……今日の包くん、すっごく頼もしかったよ。
〇×いろんなところで私のこと気遣ってくれたり、
積極的にリードしてくれて。
〇×男の子って感じがした。
……! そ、そう……?
……。
……でも。それってなんだか、僕が普段男として
見られてないみたいじゃない?
〇×えっ!? あ、えっと、そういう意味じゃなくて、
今日はいつもに増してっていう意味であって……!
じ~っ。
〇×……う。
……。
……ま、いっか。
お姉ちゃんにそんなことを言わせられるのは、
他のみんなの中でも僕だけだもんね。
〇×
さ、お姉ちゃん。何か美味しいものでも食べて
帰ろっか!
今日はお店選びも、僕に任せて。
最後まできっちりエスコートするからねっ!

 


SR Edit

超能力少年 Edit

カード情報
1話

+  ネタバレ注意
 

 

選択肢1

 

選択肢2

 

 
2話

+  ネタバレ注意
 

 

選択肢1

 

選択肢2

 

 


サイコパワー! Edit

カード情報
1話

+  ネタバレ注意
 

 

選択肢1

 

選択肢2

 

 
2話

+  ネタバレ注意
 

 

選択肢1

 

選択肢2

 

 


温泉合宿 Edit

カード情報
1話

+  ネタバレ注意
は~! 美味しかった~!
もう、お腹いっぱい!
お姉ちゃんも美味しいものいっぱい食べた?
〇×(主人公)うん! お刺身もお肉もとっても美味しかったね。
テリー・ボガードアンディ、ビールとってくれ。
ロバート・ガルシアあ。ワイも頼むわ!
アンディ・ボガードはぁ。はいはい。
大人組はまだまだ、これからが本番って感じだね……。
〇×そうみたいだね。
そうだ! お姉ちゃん。
ホテルの中を探検しに行こうよ!
〇×探検?
ん~。でもみんなを置いて大丈夫かなぁ。
大丈夫!
アンディさんがちゃんと見ててくれるって!
ね! アンディさん!
アンディ・ボガードえ……! 何がだい?
ほら、行こ! お姉ちゃん!
〇×わわっ!
じゃあ、行ってきま~す!

 
2話

+  ネタバレ注意
あ。お休処だって!
部屋に戻る前にちょっと休んでいこうよ!
〇×そうだね。
私も歩き回って少し疲れちゃった。
あ。大きなクッションがある!
お姉ちゃん、ゴロゴロしよ~!
〇×えっ! ……うん!
〇×(…………。
あ。これは人を駄目にするやつ……。)
あれ? お姉ちゃんもしかして眠くなっちゃった?
〇×うんん……。
ふふ。今日は一日ずーっと頑張ってたもんね。
お疲れ様。
ねえ。お姉ちゃん。
僕、おじいちゃんになっても、おばあちゃんになった
お姉ちゃんとずっと一緒にゴロゴロしていたいな。
〇×(包くん……何か言ってる……。)
早く大人になるから待っててね。
お姉ちゃん。だーいすき!
〇×(うん……待ってるよ……。)
ここじゃ風邪ひいちゃうかな。
お部屋に運んであげなくちゃ。
ずっと一緒に居ようね、
お姉ちゃん。

 


ゲームマスターの祝宴 Edit

カード情報
1話

+  ネタバレ注意
とある屋敷の中――
本日処刑されるのは、ナギさんです。
そしてこの瞬間、勝敗が決まりました! 勝ったのは――
人間チームです!
×お姉ちゃん、京さん、おめでとう!!
〇×(主人公)ありがとう、包くん!
草薙京思ったより手こずっちまったが
無事生き残れて良かったな、マネージャー。
〇×はい、人間チームのみなさんのおかげです。
ありがとうございます。
〇×(ふう、今日もなんとか人狼を追い出せた……。)
〇×(――ん? あれ?)
そういえば、包くん。
どうしてそんな恰好をしているんだっけ?
どうしてって、
それは僕がこのゲームの進行役、ゲームマスターだからだよ。
〇×えっと、そうじゃなくって……。
もうやだなぁ、お姉ちゃん。
忘れちゃったの?
みんなで仮装して、洋館を貸し切って
雰囲気も作った方が楽しいって言ったのは、お姉ちゃんだよ?
〇×そ、そうだっけ?
草薙京ははっ、しょうがねえな。
勝って気が抜けちまったのか?
〇×(うーん。
二人に言われると、そんな気がしてきたかも。)
〇×えっと、そうだったのかな……?
ねえ、×お姉ちゃん。
せっかくだし、生き残ったみんなで祝勝会しようよ!
〇×祝勝会?

 

それはいい考えだね
〇×それはいい考えだね。
すごく楽しそう!
えへへ、そうでしょう~?
お姉ちゃんもそう言ってくれると思ったんだ!

 

ならお祝いにご馳走でも作ろうかな
〇×なら、お祝いにご馳走でも作ろうかな。
包くん、なにが食べたい?
やったー!
僕、お姉ちゃんのご飯なら何でも好きだよ。

 

〇×(ふふ、良かった。包くん、嬉しそう。)
……あれ?
お姉ちゃん、なんとなく顔がつかれてる?
〇×え? そうかな。
このところ、夜はずっと人狼が怖くて不安だったからかも。
そっか。でも、今夜はもう大丈夫だよ。
きっと、ぐっすり眠れるからね……。
〇×ん……?
〇×……え? 寝室?
いつの間にか、寝ちゃったのかな?
〇×(えっと、何が起きたんだっけ……?)
〇×(確か、包くんと京さんと一緒に
祝勝会をしていたのは覚えているんだけど……。)
???あれ?
目を覚ましちゃったんだね、お姉ちゃん……。
〇×え……?
〇×パ、包くん……!?

 
2話

+  ネタバレ注意
うーん、起きちゃったかあ。
ラッキーなような、残念なような……。
できればお姉ちゃんには、怖い思いをせずに
食べられてもらいたかったんだけどなあ。
〇×包くん……?
これはいったい……?
僕はこの日をずっと待ってたんだよ。
お姉ちゃんと京さんが、ライバル狼を追い出してくれるのを。
京さんが騎士さんだってわかってれば
先手を打つのは簡単だった。
もう他の狼はいないし、京さんも今は部屋でぐっすり。
あとはお姉ちゃんだけだねっ?
〇×そ、そんな……!
残念、もう逃げられないよ♪
〇×パ、包くん……その牙は……!?
この牙はね、お姉ちゃんを食べちゃうための牙だよ。
うん、すっごく美味しそう!
それじゃ……いただきまーす!
〇×きゃーーーーっ!!
うわあっ!
〇×――って、あ、あれ?
ここは……道場?
びっくりしたあ。
……ごめんね、お姉ちゃん。起こしちゃった?
そのままだと風邪をひいちゃうから
ひざ掛けをかけようとしたんだけど……。
〇×包くん……。
〇×(ということはさっきまでのは……夢?)
〇×(包くんは優しくしてくれようとしていたのに
私はなんて夢を……!)
〇×ううん、こっちこそごめんね。
ちょっと怖い夢を見てたの。
〇×むしろ、起こしてくれてありがとう。
助かったよ、包くん。
お姉ちゃん、怖い夢を見たの?
あのね、怖い夢を見たときは人に話すといいんだって。
良かったら僕に聞かせてよ。
〇×え!? そ、それは……。
それは?
この牙はね、お姉ちゃんを食べちゃうための牙だよ。
うん、すっごく美味しそう!
〇×(――ダメダメ! 言えるわけないよ!)
〇×えっとね、包くん。
その……さすがに言えない! ごめんね!
え!? お姉ちゃん!?
なんで逃げたの……?
んー、怪しい! 詳しく聞き出さなきゃ!
待ってよ、お姉ちゃん~!

 


元気を出してね! Edit

カード情報
1話

+  ネタバレ注意

 

選択肢1

 

選択肢2

 

 
2話

+  ネタバレ注意

 

選択肢1

 

選択肢2

 

 


夜デート Edit

カード情報
1話

+  ネタバレ注意
お姉ちゃん、そろそろ出発しよっか。
〇×(主人公)そうだね――わあ!
包くん、スーツ格好いいね。
本当!? えへへ、嬉しいなあ!
ちょっと動きにくいけど、
お姉ちゃんが褒めてくれるなら、悪くないかも。
参加者はスーツ着用のゲーム大会なんて、
聞いたときはびっくりしたけどね。
いくら登場キャラが皆スーツ着てるゲームだからって、
思い切った企画だよね。
〇×参加者の服装が指定されるって、
ゲームの大会にはよくあることなの?
たまにコスプレイベントなんかはあるけど、
僕はあんまり行ったことなかったかな。
だから、大好きな作品の大会だけど、
今回は参加するの、ちょっと迷ってて。
お姉ちゃんが一緒に来てくれるなら、
思い切って参加しようと思ったの。誘ってみてよかった!
慣れない格好でひとりは、ちょっと恥ずかしいけど……。
お姉ちゃんがついててくれるなら、心強いな。
お姉ちゃんは知らないゲームだけどよかった?
退屈じゃないといいけど……。
〇×ふふ、私もゲームのことがもっと知りたかったの。
包くんが薦めてくれるゲームはいつも面白くて。
お姉ちゃん……ありがとう!
そんなふうに思ってくれるの、嬉しいよ。
よ~し! 僕、頑張るからね!

 
2話

+  ネタバレ注意
〇×包くん、すごかったね!
優勝しちゃうなんて……!
えへへへ……お姉ちゃんにいいところ見せたくて、
張り切っちゃった。
正直、決勝戦は危なかったんだけどね。
こんなにレベルが高い大会だなんて、予想外だったよ。
〇×対戦相手の人も上手だったね。
見てるだけでも、ハラハラしちゃった……。
うん。
正直、もうダメかもって思ったんだけど――
お姉ちゃんの応援が聞こえた途端、
すごい力が湧いてきたんだ!
だから、今日の優勝はお姉ちゃんのおかげだね。
〇×包くんが頑張ったからだよ。
改めて、優勝おめでとう。
ありがとう!
〇×(すごく嬉しそう……こんな包くんの笑顔が見られるなんて、
今日はついてきてよかったなあ。)
ねえ、お姉ちゃん。
大会で優勝賞品はもらったけど――
僕、お姉ちゃんからもご褒美がほしいなあ。
〇×うん、いいよ。何がほしい?
あのね……お姉ちゃんの時間を、
もう少しだけ僕にくれない?
〇×えっ?
このまま、
もうしばらく僕と一緒にいてほしいんだ……。
……だめ、かな……?
〇×うん。私も、
もう少し包くんと過ごしたいな。
お姉ちゃん……僕、すっごく嬉しい!
優勝より嬉しいかも……!
お姉ちゃんにとって楽しいデートになるよう、
僕がエスコートするからね!

 


KOFG学園 Edit

カード情報
1話

+  ネタバレ注意
放課後――
〇×(主人公)よいしょっと……。
えっと、ゴミ捨て場は――
???…………。
〇×(あ、あんなところでゲームしてる子がいる!
あれは中等部の制服だよね?)
〇×ねぇ君、もう掃除は終わったの?
こんなところでサボってちゃだめだよ。
???……え。
〇×え……?
???僕のこと知ってる?
〇×……中等部の子だよね?
???そうだけど……。
〇×(どうしたんだろう、なんだかちょっと困惑してるような……。)
〇×(何か事情があってここにいたのかな?
もしかして、友達と喧嘩しちゃったとか?)
〇×……いきなり怒ったりして、ごめんね。
ええと……その、よかったら私と友達になってくれないかな?
???えっ?
お姉ちゃん、友達いないの?
〇×うん。転校したばかりでまだ友達がいなくて……。
???そうなんだ……。
一緒にゲームしてくれるなら友達になってあげる!
〇×そのゲームのこと?
???うん。そうだよ。
好きなキャラクターを選んで、対戦するゲームなんだ。
〇×……わあ、面白そう!
あっ、でも私、ゴミ捨てにきたんだった……。
???じゃあ、僕手伝うよ! そしたら早く終わるでしょ?
ゴミ箱貸して!
〇×あ、ちょっと……!
けっこう重いよ?
???大丈夫!
すぐ戻って来るからそこで待ってて!
〇×(あ、行っちゃった……足、速い!
でも、なんだかうれしそう……ふふっ。よかったな……。)
〇×(うーん。教わりながらやってるけど、
このゲームけっこう難しいかも。)
???そこで必殺技だよ!
〇×ええと、必殺技は……。
えいっ! あ、勝った……!?
???お姉ちゃん、上手だね!
〇×君の教え方が上手だからだよ。
えっと……。
???そういえば、まだ自己紹介してなかったね!
僕は包、中等部の3年だよ。
お姉ちゃんは?
〇×私は〇×、高等部の2年。
少し前にこの学園に転校してきたばかりなの。
それで知らなかったんだね。
〇×知らなかったって、何のこと?
ううん! なんでもない!
それよりゲームの続きしようよ。

 
2話

+  ネタバレ注意
翌朝――
あっ、いたいた!
お姉ちゃ……じゃなかった、先輩!
〇×えっ、包くん?
どうしたの?
勉強を教えてもらおうと思って。
男子生徒なぁ、あれって理事長の孫じゃないか?
女子生徒目を合わせちゃダメ!
可愛い顔で、すっごいお願いされるんだって!
〇×(理事長の孫って……包くんのこと!?
知らなかった……。)
〇×包くんって理事長のお孫さんだったんだ。
だから最初に声をかけた時、不思議そうにしてたんだね。
うん。僕って実は有名人なんだ~。
僕に普通に接してくれる人って、なかなか居ないから……。
お姉ちゃんが怒ってくれたり、友達になってほしいって
言ってくれて嬉しかった。
〇×包くん……。
あ。予鈴がなってる。
〇×ほら。もう中等部の教室に戻らないと……。
えー、もう? まだなんにもお話してないのに……。
そうだ! おじいちゃんに頼んで、
僕だけ特別に高等部で授業受けられるようにしてもらおうかな。
〇×ええっ!?
いいでしょ? だって僕たち友達なんだし、
一緒にお勉強したいもん。
〇×えっと……。
なんて……嘘だよ。
困らせてごめんなさい……。
〇×(包くん、なんだか寂しそうだな。)
〇×ねぇ、包くんはお弁当?
うん。そうだよ。
どうして?
〇×よかったら、お昼一緒にどうかなって。
ほんと!? いいの?
じゃあ、約束! ゆびきりげんまん!
〇×(ふふっ。指きりなんて、やっぱり
なんだかんだ中等部の子って感じでかわいいな。)
〇×うん、約束ね。
……えへへ。
僕、ゲームより好きなものを見つけたかも。
〇×ゲームより?
うん、お姉ちゃんのこと!
じゃあ、またお昼休みに迎えに来るね!

 


誘いの悪魔 Edit

カード情報
1話

+  ネタバレ注意
わあ~っ! お姉ちゃんの花嫁姿、すっごくきれい!
〇×(主人公)あ、ありがとう、包くん……お世辞でも嬉しいよ。
お世辞なんかじゃないってば!
もっと自信もって!
こんなにきれいなお姉ちゃんの隣に立つなんて……。
うう……僕、緊張してきちゃった。
〇×大丈夫、包くんこそ自信もって。
新郎姿、素敵だよ。
本当? えへへ……照れるなあ。
撮影が始まるまで、まだ時間があるみたい。
一緒に待ってようか、お姉ちゃん。
〇×うん、そうだね。
〇×(まさかブライダル広告の撮影で、
来られなくなったモデルさんの代役をすることになるなんて。)
〇×(わ、私で包くんと釣り合うのかな……。
歳とか、いろいろ……。)
……ふふっ。嬉しいなぁ……。
こんな日が来るなんて。
〇×え?
僕、ね……結婚式って、夢だったんだ。
大好きな人と、永遠に一緒だよって誓う……。
憧れてたんだ。
今日は撮影だけど、
それでも夢が叶ったみたいで、嬉しいよ。
〇×そっか……でも、私が相手でもよかったのかな。
もちろんだよっ! だって、お姉ちゃんは僕の――
うっ……!
〇×包くん!? どうしたの!?
くうっ……はあ、はあ……か、体が、熱い……!
〇×(すごく苦しそう……なんとかしなきゃ! 救急車を呼んで、
その前にどこか横になれそうなところへ――)
お、お姉ちゃん……僕から、離れて……!
〇×え……?
う、っ――うわああああっ!
〇×……包、くん……?
その格好は……?
あぁ……ついにこの時が、来ちゃったんだね……。
〇×(どういうこと……?
包くん、どうしちゃったの……!?)

 
2話

+  ネタバレ注意
お姉ちゃん……びっくりさせてごめんね。
今まで言えなかったけど――
僕は、悪魔になる宿命だったんだよ。
〇×あ、悪魔に……!?
〇×(そんなことって……!? でも確かに、
ツバサが生えて……今の包くんの姿、悪魔そのものだ。)
でも、いつ悪魔になっちゃうのかは、僕にもわからなかった。
もしかしたらこのまま、ずっと人間でいられるかと思ってた。
でも……ダメだったみたい。
やっぱり僕は、呪われた子だったんだ……。
お姉ちゃんの傍にいちゃ、いけなかったんだ……。
〇×そんなことないよ!
だって包くんはいつも、すごくいい子で……!
お姉ちゃん……ありがとう。
僕がこんな姿になっても、優しくしてくれるんだね。
でも、こうして悪魔になっちゃったんだ。
もうお姉ちゃんの傍にはいられない……。
〇×そんな……!
よりによってこんな時に……。
これでもう、僕の夢は叶わないや。
〇×どういうこと……?
結婚式は、僕の夢だった。
大好きな人と、永遠を誓う……。
でも、悪魔になっちゃったら……式は挙げられない。
悪魔と結婚することは、魂を譲り渡す契約……。
花嫁の魂を奪うことになっちゃうから。
僕、お姉ちゃんの魂を奪うなんて、できないよ……。
〇×(すごく悲しそう……やっぱり包くんは、
たとえ悪魔になったって包くんなんだ……!)
〇×包くん……!
お、お姉ちゃん……!?
ダメだよ、手を離して……!
〇×包くんが悪魔でも構わないよ。
私、包くんと一緒にいたい……!
……!
こんな僕でも、いいの……?
じゃあ、約束してくれる……?
ずっとずっと、一緒だって……。
〇×もちろんだよ。約束する……!
お姉ちゃん……っ……ありがとう……!
〇×(わ、包くんに抱きしめられて……!)
〇×(体が冷たい……悪魔だからかな。
でも、腕は力強くて――)
〇×(あ、あれ……? 包くんって、こんなに力が強かったっけ……?
少し、苦しいくらい……。)
お姉ちゃん……本当にありがとう。
ずっと一緒って、約束してくれて。
約束――悪魔との契約は、絶対に破れないよ。
〇×……包くん?
もう離さないからね。
ずっとずっと……永遠に一緒にいようね。
お姉ちゃん……。

 


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