サイドストーリー /1st/マキシマ のバックアップ(No.4)



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エピローグ70メインストーリー4章29話読了
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1章 Edit

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京チーム対テリーチームの試合終了後――
〇×(主人公)それじゃあ、みなさんが着替えている間、
私は部屋の外で待ってますね。
二階堂紅丸ああ、レディを待たせるなんて悪いからね。
すぐに終わらせるよ。
〇×そんなに急がなくて大丈夫ですよ。
草薙京あんまり扉の前から離れるなよ。
〇×わかりました。
〇×(ん?)
〇×(あそこにいるのって、包くん?
一緒にいる人は、もしかして……。)
む~~……。
マキシマそんな顔しても無駄だ。すまんが、諦めてくれ。
……ちぇ!
やっと有力な【情報筋】に会えたと思ったのに。
マキシマさんのケチんぼ。
いいよ、自力でなんとかするから!
マキシマそのほうがいい。お前の【気】を読む力は、俺のセンサーに
引けを取らない精度なんだろ?
引けを取らないどころか、僕の力のほうがもっともっと
すごいんだからね!
もしこっちですんごい情報をゲットしても、
マキシマさんにはぜーーーったい教えてあーげないっ。
マキシマ構わんさ。こちとら、座って腕組してても情報が入るように
日々努力してるんでね。
〇×(やっぱりそうだ。
あの大きい人、前にこの会場で会ったことがある。)
〇×(マキシマさん、だったかな。ふたりは知り合いだったの?)
マキシマ……さて、俺はそろそろねぐらに帰るとしよう。
マキシマほれ。
詫びと言ったら何だが、これをやるから機嫌を直せ。
アメ? 相変わらず甘い物が好きなんだねぇ。
っていうか、何このドギツいレインボーカラー……。
添加物と着色料もりもり……。
マキシマおいおい、なんだその態度は。
普通子供なら喜ぶところだろう?
確かに普通のちびっ子が喜びそーな見た目してるけど、
僕は無添加派なの。
ホットミルクにお砂糖だって入れないのに。
マキシマかわいくないな……いいからあと2.3個もってけ。
見た目のわりに意外とフルーティで美味いぞ。
ええー、いらないよー!
〇×!!
〇×(嘘……。
あのマキシマって人、どうして……。)
〇×(どうしてあの【ポーラ・ポーラ・キャンディ】を
あんなに大量に持ってるの!?)
〇×(働く女子に大人気! パシャスタグラム映えで知名度が
急上昇して、製造が追いつかず入手困難の幻の逸品……!)
〇×(私も欲しくて一度お店に行ったけど売り切れで……。
もう二度と巡り合えないかもって諦めてたのに!)
〇×(……包くん、いいなぁ……。)
…………。
マキシマ…………。
……マキシマさん。これ、あげてもいい?
マキシマ奇遇だな。俺も同じことを考えていたところだ。
マキシマというわけで、だ。
コソコソしてないで、もう出てきてもいいぞ、お嬢さん。
そこにいるんでしょ? ×お姉ちゃん♪
〇×!?
ほらいた!
〇×ぱ、包くん……どうしてわかったの?
前にも言ったでしょ? 僕、これでも格闘家なんだから。
×お姉ちゃんの【気】、ずーっと感じてたよ?
ちょうど僕がむくれてた時に、控室から出てきたよね。
〇×(……合ってる。)
マキシマ俺も気づいてたぞ。
マキシマよ。こないだはろくに挨拶もせず悪かった。
マキシマ……って、俺のことは覚えてるよな?
〇×はい、もちろん!
マキシマさんでしたよね。
〇×あ……というか、なんだか盗み聞きしてたみたいで
ごめんなさい。
マキシマ気にするな。幸い、聞かれて困るようなことは
お前さんの耳には入っていなかったようだからな。
マキシマそれより……ほれ。これが欲しかったんだろ?
持って行け。
〇×わ!
〇×(【ポーラ・ポーラ・キャンディ】、
30個パック1袋ごと……!?)
〇×い、いいんですか!?
マキシマハハハハハハ! あれだけ物欲しそうにこちらを見ておいて
それはないだろう!
〇×(そ、そんなことまでバレてたんだ……おかしいな。
廊下の角の陰にちゃんと隠れてたはずなのに。)
〇×(包くんといいマキシマさんといい、格闘家の人達って
油断ならない……。)
マキシマ――それじゃ、俺は今度こそ行くぞ。〇×。
お前さんとは、もう少しゆっくり話をしたかったが……。
マキシマあまり長居をすると、包以外の連中にも捕まって
尋問されてしまいそうなんでね。
〇×じ、尋問?
まーーーったく成果の得られない尋問だったけどね。
マキシマまだ拗ねてるのか。いい加減、機嫌を直せっ。
わああ、痛い、痛い!
それ、もしかして撫でてるつもりー!?
マキシマおお、悪い悪い。
相手が格闘家だから、手加減を忘れちまった。
絶対ワザとだー!
マキシマお嬢さんも、またな。
〇×あ、はいっ。あの……。
〇×キャンディ、ありがとうございました!
大事に食べます!
マキシマ…………。
〇×わっ。
〇×(……私まで撫でられた……?)
…………。
ねぇ、今マキシマさんに頭撫でられた時……。
〇×
…………。ううん、やっぱりなんでもない!
×お姉ちゃん、キャンディ、僕の分もあげるねっ。
〇×え、いいの? マキシマさんがせっかくくれたのに。
うん。お姉ちゃんが喜んでくれるなら、
そっちの方が僕は嬉しいから!
〇×ふふ、ありがとう包くん。
じゃあもらっておくね。
うん!
じゃ、僕もそろそろ行くね。またねー!
〇×(マキシマさんと包くん、何の話をしてたんだろう?
……それに……。)
〇×(こんなレアなお菓子を大量に買い込んでる
マキシマさんって、いったい何者なの……??)

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