Episode:ハーフアニバーサリー ~リョウ・サカザキ編~
極限焼肉店内―― | 〇× | お肉、美味しいです。 |
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リョウ・サカザキ | ……ん、ああ。 食べだすと止まらないな! |
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〇× | (こんなふうに、ささやかだけど リョウさんと打ち上げができて嬉しいな……。) |
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〇× | お店も盛況が続いてるみたいで、よかったですね。 |
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リョウ・サカザキ | これも、手伝ってくれたみんなのお陰だ。 〇も、改めてありがとう。 |
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〇× | お役に立てたなら、嬉しいです。 |
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リョウ・サカザキ | 人のために動くことを苦とせず、むしろ喜ぶ……。 そういうところはあんたの美徳だな。 |
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リョウ・サカザキ | ……出会ってから半年。 あんたには、感心するばかりだ。 |
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〇× | リョウさんと出会って、もう半年になるんですか……。 |
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〇× | マネージャーになってからあっという間で、 実感がなかったです。 |
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リョウ・サカザキ | 世界が大変なことになっていたしな。 だが、あのことをきっかけに絆が深まった気がするぞ。 |
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〇× | 絆……。 |
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〇× | (それって、私とリョウさんの絆も……だよね。) |
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リョウ・サカザキ | どうした? 顔が赤い。 酔ったか? |
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〇× | あ、いえ! 飲んでいませんから。 ちょっと色々思い出していただけで……。 |
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リョウ・サカザキ | 何をだ? |
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〇× | リョウさんと一緒に 色んなことを乗り越えてきたなぁって。 |
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リョウ・サカザキ | ……そうだな。 この半年の間、本当に色んなことがあった。 |
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リョウ・サカザキ | 俺はあんたのお陰で、守りたいものが増えた。 それで更に強くなれたこと、感謝しているぞ。 |
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〇× | リョウさん……。嬉しいです。 |
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〇× | こんな私でも、 リョウさんの力になれたんですね。 |
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リョウ・サカザキ | 当たり前だ。 あんたの存在に、どれだけ励まされたことか。 |
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リョウ・サカザキ | あんたといることで、俺は高みへ登れる。 これから進む道も、果てしないかもしれない……。 |
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リョウ・サカザキ | だが、〇がいれば、それすら楽しめると思う。 この焼肉屋の件みたいにな。 |
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リョウ・サカザキ | これからも、よろしく頼む。 一緒にいて……俺を支えてくれ。 |
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