矢吹真吾 | えーっと、火炎放射器に必要な材料は買ったから あとは防火布だけっすね。 |
矢吹真吾 | 〇さん、買い出し手伝ってくれて ありがとうございます。 |
〇×(主人公) | ううん、大変そうだったし、気にしないで。 |
〇× | (……いろいろあって手伝うことになっちゃったけど、 みんな本気で作る気なんだなぁ……。) |
矢吹真吾 | マキシマさん、あとなんか買っておくものって ありますかね? |
マキシマ | そうだなあ。せっかく火炎放射器仕込むんなら もうちょっと別のギミックが欲しいよな。 |
ジョー・東 | 別のギミックってーと? |
マキシマ | 俺が使ってるようなビーム砲とか、 銃撃ができるようなやつとかどうだ。 |
矢吹真吾 | そ、そういうのって人体改造しなくても できたりするんすか? |
マキシマ | ああ! 服をこう、ちょっと改造するだけでな……。 それでここを……。 |
矢吹真吾 | へえ……な、なるほど……。 |
草薙京 | おいマキシマ、真吾に変なこと教えてんじゃねえ。 |
草薙京 | それにそもそも、銃とかビーム砲とか、 そんなもんどうやって準備するんだよ。 |
矢吹真吾 | そ、そうですよね。さすがにホームセンターで 手作りできるようなもんじゃなさそうですし……。 |
マキシマ | そこは俺が保管しているものの中から いくつか良さそうなものを見繕うぜ。 |
マキシマ | あとは銃なら軍人に掛け合えばいけるか? KOFによく顔を出すあいつらに聞いてみるか。 |
矢吹真吾 | あっ、あの人たちすごいですよね。 まさに破壊力って感じで。 |
矢吹真吾 | パンチしながら爆発起こしたり、 イヤリングの爆弾投げて来たり……。 |
〇× | (……KOFってそんな人たちも 参加してるんだ……。) |
草薙京 | ありゃ、あいつらだからできることだろ。 それに簡単に応じるとも思えねえしな。 |
マキシマ | まあ、確かに。部隊の機密を持ち出すようなもんだしな。 |
矢吹真吾 | じゃあやっぱ、 火炎放射器一本に絞るのが良さそうですね。 |
草薙京 | そもそもオレは火炎放射器もどうかと思うが……。 |
ジョー・東 | なーにビビってんだよ京! 何事もやってみなくちゃわかんねえだろ? |
草薙京 | いや、ビビってるとかじゃなくてだな……。 |
ジョー・東 | やらずに後悔するよりやって後悔だ! 真吾、お前は絶対炎を出せる! 頑張ろうぜ! |
矢吹真吾 | は、はい! |
草薙京 | ハァ……どうしようもなさそうだな。 おい、×。 |
草薙京 | こいつらが変に突っ走らないように、 お前が見張っててやってくれねえか。 |
草薙京 | そういうのもマネージャーの仕事だろ? だから、頼んだぜ。 |
〇× | (……って、京さんに言われて 買い出しのお手伝いしに来たんだよね……。) |
ジョー・東 | マキシマ、材料はこんなもんで十分か? |
マキシマ | ああ、ガスボンベでうまく行かなかったとき用に 固形燃料も用意したし、大丈夫だろう。 |
矢吹真吾 | いよいよ本格的に作り始めるんですね! お、おれ、ドキドキしてきました……! |
ジョー・東 | 最高の火炎放射器を作ろうな、真吾! |
矢吹真吾 | もちろんです! |
〇× | (すみません、京さん…… 私にはみんなを止められそうにありません……。) |
〇× | (止められないなりに、せめて 少しでも危険を取り除けるよう頑張ろう。) |