1999年のアメリカ映画。従来のCGにはない、ワイヤーアクションやバレットタイムなどのVFXを融合した斬新な映像表現は「映像革命」として話題となった。
SF作品にカンフーのテイストを入れたり、ストーリーの各所にメタファーや暗示を置き、哲学や信仰というテーマも表現することで独自の世界観を構築した作品でもある。
1999年のアカデミー賞では視覚効果賞、編集賞、音響賞、音響編集賞を受賞。
世界が注目したアクションSF映画の金字塔。映画当時、多くの少年たちはマトリックスのアクションを真似していたのが懐かしい。
世界観は人間を機械が支配する世界。人間は機械の電力として生産され、意思はなく、〝マトリックス”と呼ばれる電脳世界を現実だと思い込んで生きている。というと簡単だが、サイバーパンクが注目されたばかりの当時は斬新で、話についていけなかった人も多かったかもしれない。だが、完全に理解できなくても楽しめる、これまた今までのアクション映画にない映像美に観客はとりことなった。
この映画の背景には日本のアニメが大きく関わっている。
主演のキアヌ・リーブスに監督は『AKIRA』と『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』を観るように言ったという。特に押井守の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は同様のサイバーパンクを扱っているだけでなく、アクションの切り取り方は大きな影響を与えている。
またカンフーアクションとして、ブルース・リーらのアクションも取り入れられている。
映画「マトリックス」の起源がどこからきたのか分かる動画▲これらオマージュを比較した動画。ただ一部ネタやこじつけが多いので注意。ただ、攻殻機動隊、AKIRA、カンフーの箇所を見ていただければ多大な影響を与えたことが一目で分かる。
昔見た世代も日本の文化が影響を与えていると知ると見方も変わる。また、当時は幼くて見えなかったことも見えてくるだろう。歴史に名を刻んだアクション映画として、人生に一度は見たい作品である。
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