1994年公開のアメリカ映画。 日本公開は95年で配給収入38億円のヒット作品。VFXを多用し、主演のトム・ハンクスを、ジョン・レノンやジョン・F・ケネディ、リチャード・ニクソンといった故人と共演させ話題になった
物語はあるバス停から始まる。主人公のフォレストはバスを待つ人々に自分の過去を話し始める。それらはときどき嘘のような話であり、停留所の人々を呆れさせる。だが、すべては真実であり、その嘘のようなコミカルな話は、知能指数が低いと言われたフォレストの純粋な優しさと、信じる心がもたらした話だと視聴者は知る。
この映画の最大の魅力は主人公フォレストの純粋さが生み出す、予想できない展開だろう。詳しくはネタバレになるので避けるが、彼の純粋な気持ちが人々の心を繋げて幸せへと導いていく。その節々に実際に起きた事件の映像にCGでフォレストが紛れ込んでいるため、観ていて映画は実際に起きたことのように思えるのも、またこの作品の魅力だろう。
「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」
この言葉はフォレストのお母さんがフォレストに語り続けた言葉だ。人生も蓋を開けてみるまで分からない。だから前向きに生きることが大切だ。嫌なこともうれしいことも受け入れて。そんな母親のメッセージがフォレストという純粋な青年を生み出している。
映画好きの人間にこの作品の名前を挙げて嫌いという人がいないというほどの名作。結末を知っていてもまた見たいと思える、心が温かくなる映画です。
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