茶室_茶器_家宝 のバックアップ(No.3)


青磁松本(織田)

青磁松本(せいじまつもと)は、青磁茶碗の名品。茶人・松本珠報が所持したため、この名がついた。織田信長が堺の豪商、山岡宗無から5千貫文で買い上げたとされ、これは当時の米価から算定すると約2億5千万円に相当する。

初花肩衝(徳川)

初花肩衝(はつはなかたつき)は、天下三肩衝と呼ばれた茶入の名品中の名品。初花と命名したのは室町幕府8代将軍・足利義政とされる。形状及び釉色が優美かつ婉麗であり、春先に他の花に先駆けて一番に咲く花を思わせることから名付けたという。

楢柴肩衝(豊臣)

楢柴肩衝(ならしばかたつき)は、天下三肩衝と呼ばれた茶入の名品中の名品。濃い飴色の釉が特徴で、これを「恋」にかけて「新古今和歌集」の歌「御狩する狩場の小野の楢柴の汝はまさらで恋ぞまされる」にちなんで命名されたという。

鍋屋肩衝(真田)

鍋屋肩衝(なべやかたつき)は、唐物肩衝茶入の名物の一つ。肩衝とは、肩の部分が角ばった形状の茶入をいう。名は、堺の鍋屋道加が所持したことに由来する。

土田丸壷(石田)

土田丸壷(つちだまるつぼ)は、唐物丸壷茶入の名品で、大名物。丸壷とは、胴がやや平目で少し肩が衝き、若干咽喉が長い形状の茶入をいう。名は所持者に由来すると思われるが明らかでない。

天目茶碗(大谷)

天目茶碗(てんもくぢゃわん)は、茶碗の一種。すっぽん口と呼ばれる二段になった口造りに特徴があり、保温に優れていることから茶会で好んで用いられた。破却された敦賀城の遺構からも天目茶碗が発見されている。

星肩衝(加藤)

星肩衝(ほしかたつき)は、漢作唐物茶入の名品の一つで、大名物。肩衝とは、肩の部分が角ばった形状の茶入をいう。銘は、釉に散らばる細かい白点を星に見立てて足利義政が名付けたという。

高取茶入(浅井)

高取茶入(たかとりちゃいれ)は、茶人・小堀遠州が指導した遠州七窯の一つ、高取で焼かれた茶入。小堀家は浅井家の遠縁で、その滅亡まで仕えた家臣・小堀正次の長男が小堀遠州である。

追覆手茶入(今川)

追覆手茶入(おっかぷりでちゃいれ)は、瀬戸茶入の一様式。底の内にまで釉が掛かっているものを追覆手という。尾張国の陶工が今川義元の依頼で追覆手の茶入を焼いたと記録にあり、茶器といえば唐物が当たり前だった当時に義元が自身の美意識に沿った茶器を求めていた先進性がうかがえる。

竹中小肩衝(竹中)

竹中小肩衝(たけなかこかたつき)は、漢作唐物肩衝茶入の名品の一つで、大名物。肩衝とは、肩の部分が角ばった形状の茶入をいい、中でも小ぶりなものは小肩衝と呼ばれる。竹中半兵衛が豊臣秀吉から拝領したことが名の由来。