武器_近接_旋棍 のバックアップ(No.3)
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- 1 (2023-08-17 (木) 19:12:01)
- 2 (2023-08-17 (木) 22:06:09)
- 3 (2024-07-22 (月) 12:08:35)
木の旋棍
木の旋棍(きのせんこん)は、稽古用の木製のトンファー。木刀などと同様に硬い樫などの素材で作られている。稽古用ではあるが重量などは実戦用に似せてあり、当たり所が悪いと命に関わることもある。
紫檀の旋棍
紫檀の旋棍(したんのせんこん)は、紫檀と呼ばれる木材で作られたトンファー。紫檀は南方からの輸入材木で、唐木(からき)三大銘木のひとつ。硬質で密度が高く、虫が付きにくいため家具や楽器の素材として多用された。木材にはかすかな香りがあり、ローズウッドの名でも呼ばれる。
総鉄旋棍
総鉄旋棍(そうてつせんこん)は、全ての部位が鉄で作られたトンファー。重量があるため扱うのは簡単ではないが、打撃力に優れ、敵の攻撃を受け止める際の信頼性も高い。
黒檀の旋棍
黒檀の旋棍(こくたんのせんこん)は、黒檀と呼ばれる木材で作られたトンファー。黒檀は輸入材木で、唐木(からき)三大銘木のひとつ。輸入材の多くは熱帯性だが大陸を経由するため、唐木の総称で呼ばれた。非常に硬質で漆塗りのような上品な光沢があり、家具や楽器用の高価な素材として使用される。
白骨精旋棍
白骨精旋棍(はっこつせいせんこん)は、霊力を帯びて妖怪化した白骨死体が武器の形に姿を変えたもの。伝承によると、この妖怪が近隣の民を苦しめていたところ、通りがかった旅の僧に法力をもって調伏され、罪滅ぼしとしてあやかしを討つ者を手助けする使命を課されたのだという。この姿でも霊力を宿しており、不可思議な影響を持ち主に及ぼす。
仁屋の旋棍
仁屋の旋棍(にやのせんこん)は、琉球国を支配した尚(しょう)家の家臣のうち、仁屋と呼ばれる新参者が使用したトンファー。硬い木材に薄い金属と麻紐による補強を加えただけの粗末な作りで、大きな威力は望めない。
親雲上の旋棍
親雲上の旋棍(ぺーちんのせんこん)は、琉球国を支配した尚(しょう)家の家臣のうち、親雲上と呼ばれる中級士族が使用したトンファー。同じ親雲上の身分でも一定の領地を与えられた者は、「ペーくみー」と発音で区別されたという。
忍びの旋棍
忍びの旋棍(しのびのせんこん)は、忍びの任務に適するよう忍者によって改良が加えられたトンファー。闇で目立たないよう黒塗りにされている。硬質の木材を基部に、着脱可能な複数の鉤刃を取り付けてあり、打撃のみでなく斬撃にも応用できる。
親方の旋棍
親方の旋棍(うぇーかたのせんこん)は、琉球国を支配した尚(しょう)家の家臣のうち、親方と呼ばれる上級士族が使用したトンファー。親方は、軍務を含む領内の統治を担い、大名(でーみょー)とも呼ばれて実権を掌握した。その地位は世襲されず、能力に応じて交代が行われたとされる。
双頭蛇旋棍
双頭蛇旋棍(そうとうじゃせんこん)は、双頭の蛇の妖怪の姿を模った旋棍。その出来映えがあまりに真に迫っていたため、いつしか魔が宿り、恐れた所有者によって海に捨てられたという。同時期に製作者も行方知れずになったと伝えられている。
武術家の旋棍
武術家の旋棍(ぶじゅつかのせんこん)は、柔術を得意とする武術家によって独自の改良が加えられたトンファー。戦場で首を取る際の組討(くみうち)や逃げる敵を捕らえる技術は柔術と呼ばれた。柔術は素手での格闘を基本としたが、トンファーや十手(じって)のような特殊な武器を補助的に使ったという記録もある。
按司の旋棍
按司の旋棍(あんじのせんこん)は、琉球国を支配した尚(しょう)家の家臣のうち、王の一門衆や分家にあたる士族が使用したトンファー。王族の地位に相応しく、金や宝石の豪華な装飾が施されている。按司は実務を親方(うぇーかた)に任せて典礼のみを司り、目下の者からは御前(うめー)の名で呼ばれたという。
撃砕の旋棍
撃砕の旋棍(げきさいのせんこん)は、異文化の見慣れない装飾が施された金属製のトンファー。打撃を加えた際、衝撃と共に振動が増幅して対象に伝わるように細工されており、破壊力を高めている。
滅却の旋棍
滅却の旋棍(めっきゃくのせんこん)は、異文化の見慣れない紋様が刻まれた金属製のトンファー。
この紋様には打撃の威力を高める呪詛の効力があるとされており、効力が完全に発揮されれば一撃で敵を滅ぼし去ることがあるという。
双龍旋棍
双龍旋棍(そうりゅうせんこん)は、全体に龍の身の浮き彫りが施された金属製のトンファー。周囲を睨むように龍が先端に飾られ、無限の炎の力を宿すという。龍は災厄をもたらす悪しきものを炎を吐いて焼き尽くすとされ、琉球国では王位を示す神聖な存在であった。尚(しょう)家の本拠、首里(しゅり)城の城郭にも龍の紋様が多用され、不可侵なるものとして恐れられた。琉球国ではトンファー武術が盛んであったため、トンファー製作の意匠にも龍が多く採用されている。
両儀旋棍
両儀旋棍(りょうぎせんこん)は、風水で吉凶を占うための羅盤(らばん)が付属した金属製のトンファー。左右一対で太極図を模した意匠となっている。両儀とは易(えき)で天地または陰陽の二極のこととされ、太極図では勾玉のような白黒二色の巴紋として描かれる。両儀は細分化されて四季や五行属性を生じるため、支配すれば万物の変化を司るカを持つという。易や風水、道教などの影響を受けた日本の陰陽道では、これら太極の成り立ちを学ぶことで、暦や天候を読むだけでなく、特殊な陰陽術を編み出したとされる。
却邪旋棍
却邪旋棍(きゃくじゃせんこん)は、春秋時代の越国の王、勾践(こうせん)が所有したとされる名剣の一本を金属製トンファーに作り変えたものという。八本あったとされる伝説の越王勾践剣のうち、七振り目の却邪という聖剣が基となっており、呪文のような甲骨文字が柄に刻まれている。素材に特殊な加工が施されていると考えられ、二千年以上の時を経ながらも錆ひとつ生じさせない。左右二本の突端に嵌め込まれた神秘的な鉱石が輝くと、あやかしに取り憑かれた者や妖怪は恐怖し、ひれ伏すといわれる。
金剛旋杵
金剛旅杵(こんごうせんしょ)は、仏教の守護神、帝釈天(たいしゃくてん)が所有したとされる金剛杵(こんごうしょ)をトンファーに作り直したもの。ダイヤモンドを意味する金剛の名に相応しい抜群の強度を誇り、神々しい装飾には大いなる雷の力が宿るという。帝釈天は毘沙門天(びしゃもんてん)を始めとする四天王の上位に在し、武器である金剛杵を振るって雷を呼び、人々の心を煩悩から解放したとされる。仏教では梵天(ぼんてん)と併せて二大守護神とされる。
猿飛の秘銃棍
猿飛の秘銃棍(さるとびのひじゅうこん)は、真田幸村配下の猿飛佐助が使用したとされる鉄製のトンファー。高名な鉄砲鍛冶師の手によるあつらえ品。内部に装填した弾丸を先端に空いた銃口から発射でき、殴打だけでなく銃撃にも使用できる。トンファーを使った武術は琉球国で発展し、諸国を巡る兵法家や忍者によって各地に伝えられた。佐助は戸隠(長野県北部)の忍びの里でこれを学んだと考えられる。攻防一体のトンファー術は体術に長けた忍者の動きと相性が良く、鎖鎌などと共に多くの忍者に愛用されたという。
百鬼旋棍
百鬼旋棍(ひゃっきせんこん)は、鬼の意匠が施された旋棍。銘が刻まれていないため誰の作かは不明だが、鬼気迫る出来映えで見る者の目を奪う。鬼を冠する多くの言葉が示すとおり、日本において鬼とは強さの象徴である。この旋棍は、力や技といった理を超えた鬼の強さにあやかろうとしたものであろう。
王祖の旋棍
王祖の旋棍(おうそのせんこん)は、伝説に語られる琉球王家の祖が用いたといわれる旋棍。琉球王家の起源には諸説あるが、「中山世鑑」や「おもろさうし」では、初代琉球国王は源姓であり、その父は伊豆諸島の流刑地から逃れた源為朝であるとされている。江戸時代の戯作家、曲亭馬琴が執筆した「椿説弓張月」もこの伝説をもとにして作られている。
宝塔旋棍
宝塔旋棍(ほうとうせんこん)は、宝塔をあしらった意匠の旋棍。宝塔は毘沙門天像が左手に掲げ持つ持物として有名で、仏教の全ての経典を納めた塔を表しているという。その侵しがたく尊い場所が持つ清浄な気は、あやかしを退ける力となるだろう。
雷火旋棍
雷火旋棍(らいかせんこん)は雷と火、二つの力を宿した旋棍。大陸から伝来した品で、五行の理を極めた道士により作り出されたという。雷火とは落雷で生じる火災のことであり、その因果により異なる二つの属性を調和させ、一対の武器として成り立たせている。






















