武器_近接_仕込棍

Last-modified: Sat, 19 Aug 2023 07:22:52 JST (1032d)
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木の仕込棍

木の仕込棍

木の仕込棍(きのしこみこん)は、稽古用の木製の仕込棍。木刀などと同様に硬い樫などの素材で作られている。稽古用ではあるが、節の着脱機構は実戦用と同等のものを備えており、熟練した職人でなければ作ることは難しい。

下忍の仕込棍

下忍の仕込棍

下忍の仕込棍(げにんのしこみこん)は、下忍が用いる簡素な外見の仕込棍。一見するとただの棒なので、所持していても怪しまれにくいという利点があった。

行脚僧の仕込棍

行脚僧の仕込棍

行脚僧の仕込棍(あんぎゃそうのしこみこん)は、寺院に定住せず各地を旅して修行する僧が用いた仕込棍。戦乱の世にあっては、僧も自らを守る武器を持ち武術を修めることが必要であった。

狩人の仕込棍

狩人の仕込棍

狩人の仕込棍(かりうどのしこみこん)は、あやかし狩人が携えていたとされる仕込棍。あやかしにはさまざまな種類がいるため、あやかし狩人は多様な使い方ができる武器を好んで用いたという。

魔縁の錫杖

魔縁の錫杖

魔縁の錫杖(まえんのしゃくじょう)は、とある霊山の主であった魔縁が所持していた錫杖。魔縁とは、もとは人間だったが死後に天狗道に落ち、天狗に生まれ変わった者をいう。かの魔縁は強大な力を誇り、長きにわたって山の神として君臨したが、最終的にあやかし狩人が三人がかりで討ち取ったという。

僧兵の仕込棍

僧兵の仕込棍

僧兵の仕込棍(そうへいのしこみこん)は、有力寺院が持つ武力である僧兵たちが用いた仕込棍。一般の僧たちは不殺の戒めを守り加害しすぎないよう仕込棍の技を修めたが、僧兵は殺傷力を高めた武器を使うようになっていった。

雲水の仕込棍

雲水の仕込棍

雲水の仕込棍(うんすいのしこみこん)は、雲水と呼ばれる禅宗の行脚僧が用いた仕込棍。禅宗の師は座禅中の修行者の集中が十分でないと見ると警策(きょうさく)という棒で打つ。警策は仏の手とみなされており、打たれた者の迷いを晴らすという。この仕込棍も、怒りや妄執に囚われたあやかしに対して特別な効果を持つとされる。

中忍の仕込棍

中忍の仕込棍

中忍の仕込棍(ちゅうにんのしこみこん)は、中忍が用いる堅牢な作りの仕込棍。中忍とは複数の下忍を束ねる実行部隊の長であり、熟練の忍びがその任に就くことが多い。幾多の戦いから生還した彼らはおしなべて慎重で、破損や誤動作の恐れが少ない丈夫な武器を好む。

武芸者の仕込棍

武芸者の仕込棍

武芸者の仕込棍(ぶげいしゃのしこみこん)は、仕込棍の技を武芸として究めようと研鑽した武芸者が用いた仕込棍。武芸者は、敵に使われたときに後れを取らぬようさまざまな武器の研究に努めた。そのため、流派を起こすような武芸者は複数の武器術を指南できるのが普通である。

荒法師の仕込棍

荒法師の仕込棍

荒法師の仕込棍(あらほうしのしこみこん)は、僧兵の中でも特に勇猛な者たちが用いた仕込棍。本来、僧が仕込棍の技を修めたのは加害しすぎないためであった。しかし、僧兵が武士の集団と戦うような事態に至ると、ことさらに勇猛さを誇示し相手を威圧することが結果的に犠牲を少なくすると考える者たちも現れた。

七殺の仕込棍

七殺の仕込棍

七殺の仕込棍(しちさつのしこみこん)は、特別に殺傷力が高められた仕込棍。ソハヤ衆の中でも七体以上の妖怪を狩った者にのみ使用が許されるという。七という数字に特別な意味を見出すのは、死を司る北斗七星に由来するという説と、五惑星に太陽と月を加えた七曜に由来するという説がある。

達人の仕込棍

達人の仕込棍

達人の仕込棍(たつじんのしこみこん)は、練達の域に達した武術家が愛用したとされる仕込棍。仕込棍の原型は大陸から伝来したといわれている。大陸には修行の一環として武術を修める僧たちがおり、その宗派の高僧は全て武術家として練達の域にあったという。この仕込棍は、そうした高僧の一人の持ち物だったのかもしれない。

上忍の仕込棍

上忍の仕込棍

上忍の仕込棍(じょうにんのしこみこん)は、上忍が用いる見事な作りの仕込棍。上忍とは忍者の実行部隊を動かす指揮官であり、現場で戦闘を行うことはめったにない。しかし、大名に仕える忍軍は合戦に参加することがあるため、武器はやはり必要である。鉄にせよ木材にせよ、全ての素材に最高級の品が使用されている。

頭領の仕込棍

頭領の仕込棍

頭領の仕込棍(とうりょうのしこみこん)は、忍びの頭領が用いる、贅を尽くした作りの仕込棍。頭領とは一つの忍軍を統べる地位であり、最も家格の高い上忍がその任に就く。たとえ大名に仕えていて合戦に出た場合でも、実際に戦うことはまずない。象眼が施されていたり、金が使われていたりするなど頭領の威厳を表した品であることが多い。

破邪の仕込棍

破邪の仕込棍

破邪の仕込棍(はじゃのしこみこん)は、悪しきあやかしを調伏する法力が込められた仕込棍。密教系の仏具と源を同じくする意匠が施されており、練達の退魔師たちが愛用したという。密教は修験道や忍者と深くかかわっており、忍者が唱える呪文には密教の真言を含むものが数多くある。

怒涛の仕込棍

怒涛の仕込棍

怒涛の仕込棍(どとうのしこみこん)は、荒ぶる海の力を宿した仕込棍。この仕込棍には、船をも打ち砕く嵐の海の波涛のごとき威力があるという。その力の源は明らかでないが、スサノオ神の加護と考えられている。スサノオは多くの側面を持つ存在で、戦神で海神、かつ暴風の神でもあるとされる。

金剛杵の仕込棍

金剛杵の仕込棍

金剛杵の仕込棍(こんごうしょのしこみこん)は、悪しきものを打ち砕く雷の力を宿した仕込棍。金剛杵は、雷を操り仏法の敵を退ける武神・帝釈天の武器であり、それをかたどった仏具も同じ名で呼ばれる。金剛杵と同じ意匠で作られたこの仕込棍には帝釈天の加護があるとされ、打った敵に雷と同じ衝撃が与えられるという。

火焔光の仕込棍

火焔光の仕込棍

火焔光の仕込棍(かえんこうのしこみこん)は、一切の不浄を焼き尽くす炎の力を宿した仕込棍。火焔光とは不動明王が光背として背負う浄化の炎で、迦楼羅焔(かるらえん)とも呼ばれる。火焔光の意匠が施されたこの仕込棍には不動明王の加護があるとされ、打たれた敵は浄化の炎で焼かれるという。

鬼猟鬼の仕込棍

鬼猟鬼の仕込棍

鬼猟鬼の仕込棍(きりょうきのしこみこん)は、鬼猟鬼が使用していた仕込棍。変形機構を持つ仕込棍は繊細な武器であり、手入れを怠ると故障する可能性が高い。しかしこの仕込棍はいかなる力によるものか、長期間手入れをした様子がないにもかかわらず鎖が滑らかさを保ち、着脱も自在であるという。

武蔵坊の仕込棍

武蔵坊の仕込棍

武蔵坊の仕込棍(むさしぼうのしこみこん)は、源義経の股肱の臣、武蔵坊弁慶が愛用したとされる仕込棍。弁慶は七種の武器を使っていたとされ、「弁慶の七つ道具」といわれる。しかし後世に伝えられているものの多くは江戸時代に捕物で用いられた道具で、創作と考えられる。仕込棍にはさまざまな使い方があり、分離して両手にも持てるため、弁慶を見た者が実際より多くの武器を使っていたと誤解した可能性がある。

龍王の仕込棍

龍王の仕込棍

龍王の仕込棍(りゅうおうのしこみこん)は、龍の意匠があしらわれた仕込棍。龍王は龍宮に住み海を支配する海神であり、東西南北の四海にそれぞれ一体の龍王がいるという。この武器が四海のいずれの龍王の加護を受けているのかは伝わっていないが、強力な水の力を宿しているという。

弘法大師の錫杖

弘法大師の錫杖

弘法大師の錫杖(こうぼうだいしのしゃくじょう)は、唐の国で仏教を学び、日本に帰って真言宗を開いた空海が愛用したとされる錫杖。空海は後世においては贈り名である弘法大師の名で広く知られ、日本各地に彼に由来するとされる事物や池、温泉などの伝説が多数残されている。錫杖の音は煩悩を払うとされ、空海はこの錫杖を右手に携え各地の霊場を巡ったという。