武器_遠距離_大筒
抱え大筒
抱え大筒(かかえおおづつ)は、一人で持ち運び、射撃できる大筒。携帯できる火器としては規模が最大で、並みの膂力では使いこなせない。
国崩し大筒
国崩し大筒(くにくずしおおづつ)は、豊後国の大名、大友宗麟(おおともそうりん)が保有した日本最初の大砲、国崩しの名を冠した抱え大筒。兵や城のみならず一国を丸ごと崩すほどだと恐れられた大砲の威力が、携帯できる大きさに凝縮されている。
常盤大筒
常盤大筒(ときわおおづつ)は、射手が抱えて扱う大筒。火縄銃よりはるかに大粒で高威力の弾丸を射出する。重厚で耐久度の高い銃身を持ち、永久不変を意味する常盤と名付けられた。
銀朱大筒
銀朱大筒(ぎんしゅおおづつ)は、射手が抱えて扱う大筒。火縄銃よりはるかに大粒で高威力の弾丸を射出する。銀と朱に塗り分けられた鮮やかな外観から、製作者の傾奇心がうかがえる。
陽流秘伝大筒
陽流秘伝大筒(ようりゅうひでんおおづつ)は、陽流砲術独自の工夫がこらされた抱え大筒。陽流は抱え大筒を使用する代表的な砲術流派で、黒田家の家臣により確立された。城攻めでは城門や城壁の破壊に威力を発揮したと伝えられる。
天龍大咆哮
天龍大咆哮(てんりゅうだいほうこう)は、高名な鉄砲鍛冶師が特殊な加工であつらえた抱え大筒。西洋の城壁に据える巨大な砲門を彷彿とさせる雄々しい外観は、異国での見聞を参考にしており、鋳物鍛冶との共作だと考えられる。重い引き金に力を込めると、天の龍が咆哮するかのごとき轟音と閃光を伴って、見た目に恥じぬ強力な一弾を放つ。
雷火砲
雷火砲(らいかほう)は、黒田家臣の後藤又兵衛(ごとうまたべえ)が開発したといわれる抱え大筒(かかえおおづつ)。黒田家は砲術研究が盛んで、抱え大筒による砲撃法が編み出された。雷火砲は城壁を崩すほどの威力があり、落雷のような発射音は敵の心理を大きく揺さぶったという。又兵衛が奉公構(ほうこうかまえ)を出されたのは、この雷火砲の設計に関わる機密を他家に漏らす恐れがあったからだともされている。
田付流秘伝大筒
田村流秘伝大筒(たつけりゅうひでんおおづつ)は、砲術流派のひとつである田付流で使用されていた特殊な大筒。機構に合理化が図られ、より実戦向きになっている。開祖の田付景澄(たつけかげすみ)は、徳川家康に召し抱えられ、大坂の陣では砲弾を大坂城天守に命中させている。







