武器_近接_鎖鎌

Last-modified: Wed, 16 Aug 2023 09:35:20 JST (1036d)
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木の鎖鎌

木の鎖鎌

木の鎖鎌(きのくさりがま)は、稽古用の木製の鎖鎌。木刀などと同様に硬い樫などの素材で作られている。稽古用ではあるが重量などは実戦用に似せてあり、当たり所が悪いと命に関わることもある。

間者の鎖鎌

間者の鎖鎌

間者の鎖鎌(かんじゃのくさりがま)は、間者が用いた特殊な武器。鎌状の鋭い刃に鎖分銅を取り付けてある。農具を転用して加工を施した簡素なもので、緊急の場合や戦況によっては使い捨てにされることもあった。

黒笹の鎖鎌

黒笹の鎖鎌

黒笹の鎖鎌(くろざさのくさりがま)は笹の葉に似た形状の刃を持つ鎖鎌。各所に肉抜きが施され、軽量化と切れ味の向上が図られている。分銅も小振りで簡素なものであり、威力より取り回しのよさを重視した作りとなっている。

薙鎖鎌

薙鎖鎌

薙鎖鎌(なぎくさりがま)は、忍者などが追っ手を薙ぎ払うのに用いた特殊な武器。鎌状の鋭い刃に鎖分銅を取り付けてある。農具を転用して加工を施した簡素なもので、緊急の場合や戦況によっては使い捨てにされることもあった。

朽ち縄切り

朽ち縄切り

朽ち縄切り(くちなわきり)は数多くのヘビを切ったと伝えられる鎖鎌。朽ち縄とはヘビの古い呼び方で、見た目が古びた縄に似ることによる。ヘビは神の使いとされ、殺すと祟られるというが、多くのヘビを切ったこの鎖鎌にも不可解な力が宿り、持ち主にその影響が及ぶという。

下忍の鎖鎌

下忍の鎖鎌

下忍の鎖鎌(げにんのくさりがま)は、身分の低い忍者が用いた特殊な武器。鎌状の鋭い刃に鎖分銅を取り付けてある。日用品を転用して加工を施した簡素なもので、緊急の場合や戦況によっては使い捨てにされることもあった。

白刃の鎖鎌

白刃の鎖鎌

白刃の鎖鎌(はくじんのくさりがま)は、敵を一撃で倒すために忍者が用いた特殊な武器。鎌状の鋭い刃に鎖分銅を取り付けてある。日用品を転用して加工を施した簡素なもので、緊急の場合や戦況によっては使い捨てにされることもあった。

羽黒流鎖鎌

羽黒流鎖鎌

羽黒流鎖鎌(はぐろりゅうくさりがま)は、羽黒流の忍者が用いた特殊な武器。鎌状の鋭い刃に鎖分銅を取り付けてある。羽黒流は修験道を兼ねており、山伏として修業する際にはこの鎖鎌を登山用具として併用した。

三日月の鎖鎌

三日月の鎖鎌

三日月の鎖鎌(みかづきのくさりがま)は、忍者などに用いられた特殊な武器。大きく三日月状に湾曲した鋭い鎌に鎖分銅を取り付けてある。掻き切る際の切れ味に優れ、鉤(かぎ)のように敵を捉えて引き寄せることもできる。

穂付き鎖鎌

穂付き鎖鎌

穂付き鎖鎌(ほつきくさりがま)は、変則的な形状の鎖鎌。小さい槍の柄を切り詰め、穂の根元に太刀の切っ先に似た大きな刃を取り付けたもの。薙ぐだけでなく、短刀や手槍のような突く攻撃にも応用できる。

飛倉の鎖鎌

飛倉の鎖鎌

飛倉の鎖鎌(とびくらのくさりがま)は年経たコウモリが変じた妖怪である飛倉が、鎖鎌に姿を変えたものと伝えられている。元の持ち主は、主君にあやかし退治を命じられ、この鎖鎌を振るって見事に主命を果たしたが、そのときに受けた傷がもとで死んだという。その者がどのような経緯でこの鎖鎌を手に入れたのかは明らかになっていない。

鉢屋衆の鎖鎌

鉢屋衆の鎖鎌

鉢屋衆の鎖鎌(はちやしゅうのくさりがま)は、変則的な形状の鎖鎌。尼子家に仕えた忍者、鉢屋衆が用いたという。鎖鎌は懐や腰に隠して所持しやすく、奇襲や暗殺で真価を発揮した。

鉤刃の鎖鎌

鉤刃の鎖鎌

鉤刃の鎖鎌(かぎばのくさりがま)は、忍者などに用いられた特殊な武器。コの字状に屈曲した鋭い鎌に鎖分銅を取り付けてある。掻き切る際の切れ味に優れ、鉤のように敵を捉えて引き寄せることもできる。

中忍の鎖鎌

中忍の鎖鎌

中忍の鎖鎌(ちゅうにんのくさりがま)は、中忍の地位にある忍者が用いた特殊な武器。鎌状の鋭い刃に鎖分銅を取り付けてある。下忍(げにん)が使う簡素なものとは異なり、刀工によって鍛えられた刃を備える。

軒猿の鎖鎌

軒猿の鎖鎌

軒猿の鎖鎌(のきざるのくさりがま)は、上杉家に仕えた忍者、軒猿たちが用いた特殊な武器。コの字状に屈曲した鋭い鎌に鎖分銅を取り付けてある。掻き切る際の切れ味に優れ、鉤(かぎ)のように敵を捉えて引き寄せることもできる。

武芸者の鎖鎌

武芸者の鎖鎌

武芸者の鎖鎌(ぶげいしゃのくさりがま)は、特に武芸に優れる忍者に与えられた特殊な武器。鎌状の鋭い刃に鎖分銅を取り付けてある。黄金色に輝く刃は武芸者への称賛の証であり、実用性も兼ね備えていた。

戸隠流鎖鎌

戸隠流鎖鎌

戸隠流鎖鎌(とがくしりゅうくさりがま)は、戸隠流の忍者が用いた特殊な武器。鎌状の鋭い刃に鎖分銅を取り付けてある。機能のみを追求したシンプルな造りだが、大量に生産しやすく実用性も高かった。

夜鴉の鎖鎌

夜鴉の鎖鎌

夜鴉の鎖鎌(よがらすのくさりがま)は、隠密任務を請け負う忍者に与えられた特殊な武器。鎌状の鋭い刃に鎖分銅を取り付けてある。漆黒に塗られた刃は光を受けても反射せず、闇に潜んだ忍者が発見されるのを防いだ。

風魔の鎖鎌

風魔の鎖鎌

風魔の鎖鎌(ふうまのくさりがま)は、北条家に仕えた忍者、風魔衆が用いた特殊な武器。鎌状の鋭い刃に鎖分銅を取り付けてある。獰猛な印象の禍々しい装飾は、敵への威嚇効果が高かった。

上忍の鎖鎌

上忍の鎖鎌

上忍の鎖鎌(じょうにんのくさりがま)は、戦国時代の上忍が用いたとされる鎖鎌の一種で、鎌状の鋭い刃に鎖分銅を取り付けた特殊な武器。伊賀や甲賀などの忍者衆は上中下の階級に分かれて組織内での役割を分担しており、戦略や指針を示して配下を指揮するのは上忍の役目とされた。上官としての威厳を保つため、所持武器にはやや華美な装飾が施されている。

宍戸の鎖鎌

宍戸の鎖鎌

宍戸の鎖鎌(ししどのくさりがま)は鎌状の鋭い刃に鎖分銅を取り付けた特殊な武器。山中の修験で武芸百般の奥義を究めた司箭院興仙(しせんいんこうせん)の愛用品。興仙自身の手により特殊な工夫が各部に施されている。興仙は安芸国の山間部に勢力を誇った宍戸一族の出身で、かつては毛利元就を苦しめたが、厳島の合戦後は毛利家と協力関係を結んだという。

羅刹の鎖鎌

羅刹の鎖鎌

羅刹の鎖鎌(らせつのくさりがま)は、手練れの忍者が用いたとされる鎖鎌の一種で、鎌状の鋭い刃に鎖分銅を取り付けた特殊な武器。神に仕える羅刹の一族は鋭い剣で人間の煩悩を断ち切る力を持つといい、江戸初期まで海の彼方に実在すると信じられていた。

夜叉の鎖鎌

夜叉の鎖鎌

夜叉の鎖鎌(やしゃのくさりがま)は、手練れの忍者などが用いたとされる鎖鎌の一種で、鎌状の鋭い刃に鎖分銅を取り付けた特殊な武器。夜叉とはインド神話に由来する鬼神のことで、仏教での阿修羅(あしゅら)と同義ともされる。水平に並ぶ三枚刃で、阿修羅の六臂(腕)で攻めるかのごとく多数の傷を負わせられる。

川並衆の鎖鎌

川並衆の鎖鎌

川並衆の鎖鎌(かわなみしゅうのくさりがま)は、蜂須賀小六が愛用した鎖鎌。鎖分銅のかわりに鉤縄が取り付けられており、武器としてはもちろん、水辺での移動や作業においても有用であった。刃にはいわゆる亀甲模様が施されているが、小六の出自を考慮すると、亀というより河童を念頭に置いた意匠と考えられる。

不知火

不知火

不知火(しらぬい)は、鎖鎌の一種で、鎌状の鋭い刃に鎖分銅を取り付けた特殊な武器。漁師が使う釣り針の形状を参考に、大きく円状に湾曲した細い鎌へ、返しとなる刃を複数取り付けてある。敵の肉体に食い込ませた鎌を素早く引き戻すと、返し刃が無慈悲なほど傷口を大きく切り広げるため、一般的な鎌よりも一撃の殺傷能力が高い。この鎖鎌で襲われた者は、闇夜に浮かぶ不知火を見るがごとく、幻影に目を奪われているうちに命を落とすという。

小夜嵐

小夜嵐

小夜嵐(さよあらし)は、鎖鎌の一種で、鎌状の鋭い刃に鎖分銅を取り付けた特殊な武器。主となる大ぶりな鎌に加えて、逆手に補助的な鎌を取り付けてあり、最小限の動きで攻撃の手数を増やすことが容易い構造になっている。名もなき手練れの忍者によって考案され、秘密裏に愛用されていたと思われる。巧みに操って十二分に真価を発揮すれば、夜の嵐ごとく闇を縦横無尽に引き裂くという。

石動

石動

石動(いするぎ)は、能登国(現在の石川県北部)の霊山である石動山の隕石から作られた鎖鎌。不思議な力が込められた石を用いるため、刃に鋭さはないが、大地を揺るがすほどの衝撃を与えられるとされている。石動山に落下した隕石は山を揺り動かすほどの衝撃を与えたとされ、名の由来となっている。山中に伊須流岐比古(いするぎひこ)神社が開かれ、多くの修験者を集めて栄えた。筑前国(福岡県)の須賀(すが)神社にある隕石は世界最古のものとされるなど、隕石と縁のある神社は多数ある。

鳴神

鳴神

鳴神(なるかみ)は、雷神の力が宿るとされる鎖鎌。元は神社に奉納されていた神聖な祭器であったものを武器に打ち直したもの。豪華な装飾を施され、雷を帯びた神々しい力が込められているという。古くより落雷などによる災害は神々が引き起こすものとされており、菅原道真(すがわらのみちざね)を天神、または天満として祀る筑前国(現在の福岡県)の大宰府(だざいふ)など、雷神の怒りを鎮めて国を守るために各地に神社が建立された。

雪代

雪代

雪代(ゆきしろ)は、水と氷の力を宿しているとされる鎖鎌。雪代は川に流れ込む雪解け水を意味する。氷に包まれた不思議な鉱石から製錬された金属を用い、名工が鍛えた業物。鉱石は北国のさる霊山の奥深くで発見されたが、触れた者が即座に凍死し、持ち帰れなかったという。高僧の助言に従い、雪解け水を三日三晩かけ続けると、少しずつ氷が解けていったとされる。刀身は氷のように鋭く研ぎ澄まされ冷気を放ち、斬ったそばから傷口を凍らせる。

百鬼の鎖鎌

百鬼の鎖鎌

百鬼の鎖鎌(ひゃっきのくさりがま)は、鬼の意匠が施された鎖鎌。銘が刻まれていないため誰の作かは不明だが、鬼気迫る出来映えで見る者の目を奪う。鬼を冠する多くの言葉が示すとおり、日本において鬼とは強さの象徴である。この鎖鎌は、力や技といった理を超えた鬼の強さにあやかろうとしたものであろう。

光世の鎖鎌

光世の鎖鎌

光世の鎖鎌(みつよのくさりがま)は、三池典太光世が鍛えた手鎌に鎖分銅を取りつけ、鎖鎌にしたもの。光世は天下五剣の一振りを打った名工である。伝承によると、この鎌はある農夫に授けられた品で、襲い掛かってきた大蛇をひとりでに倒したという。これを見ていた武士が大量の米と交換に譲り受け、家宝にしたと伝わる。

諏訪明神の薙鎌

諏訪明神の薙鎌

諏訪明神の薙鎌(すわみょうじんのないがま)は、諏訪明神を祀るために用いられる特別な薙鎌を鎖鎌に加工したもの。諏訪明神を祀る祭祀では、特殊な形状をした薙鎌を御神木に打ち込む。形状は鳥、蛇、あるいは龍を模しているとされるが、定説はない。この薙鎌は災害を鎮め、厄難を祓う力を持つという。

風鬼の鎖鎌

風鬼の鎖鎌

風鬼の鎖鎌(ふうきのくさりがま)は、藤原千方の四鬼のうちの一体である風鬼が用いていた鎖鎌。藤原千方の反乱において、風鬼はまるで自身の体の一部であるかのようにこの武器を操り、多数の官軍兵士を殺傷したという。伝承では風鬼は妖術により風を操ったというが、そのうちの一部は目にも止まらぬ速さで繰り出された鎖鎌での攻撃が誤認された可能性もある。