武器_近接_手甲

Last-modified: Sun, 20 Aug 2023 08:32:01 JST (1032d)
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木の手甲

木の手甲

木の手甲(きのてこう)は、稽古用の木製の手甲。威力の上乗せは最低限だが拳の保護は十分であり、力を込めて殴打しても拳を痛める恐れはない。

間者の手甲

間者の手甲

間者の手甲(かんじゃのてこう)は、職人などに扮して諜報活動を行う忍者が用いる簡素な作りの手甲。着用しても武装しているように見えないため怪しまれにくく、諜報活動を行う忍者には都合がよかった。

下忍の手甲

下忍の手甲

下忍の手甲(げにんのてこう)は、身分の低い忍者が用いる簡素な外見の手甲。潜入工作などを行う場合、携行できる物品に大きな制約がかかるため、着用して使える手甲は多くの忍者に愛用された。

戸隠流手甲鉤

戸隠流手甲鉤

戸隠流手甲鉤(とがくしりゅうてこうかぎ)は、戸隠流の忍者が用いた特殊な武器。文字どおり、手甲に鋭い鉤爪を取り付けたもので、手甲より殺傷力が高められている。その代償として、一見して武装しているように見えないという手甲の利点は失われている。

土蜘蛛衆の手甲鉤

土蜘蛛衆の手甲鉤

土蜘蛛衆の手甲鉤(つちぐもしゅうのてこうかぎ)は、土蜘蛛衆が用いる鉤爪付きの手甲。土蜘蛛衆とは、大昔に朝廷の軍と争って住んでいた土地を追われたまつろわぬ民であるという。一説では、妖怪の血を引くともいわれるが定かではない。土蜘蛛衆は、先祖代々の怨みを忘れぬために戦いで死んだ者の武器を受け継ぎ、復讐を誓うとされる。

山伏の手甲

山伏の手甲

山伏の手甲(やまぶしのてこう)は、山中で修行する修験道の行者が着用した手甲。護摩の火で清められており、あやかしに対して特別な効果を発揮する。山伏が着用する品は全てが何らかの密教的概念を象徴しているという。

軒猿の手甲鉤

軒猿の手甲鉤

軒猿の手甲鉤(のきざるのてこうかぎ)は、上杉家に仕えた忍者、軒猿たちが用いた特殊な武器。文字どおり、手甲に鋭い鉤爪を取り付けたもので、手甲より殺傷力が高められている。軒猿たちはこの鉤爪を登攀にも巧みに用いたという。

中忍の手甲

中忍の手甲

中忍の手甲(ちゅうにんのてこう)は中忍が用いる堅牢な作りの手甲。中忍とは複数の下忍を束ねる実行部隊の長であり、熟練の忍びがその任につくことが多い。幾多の戦いから生還した彼らはおしなべて慎重で、破損の恐れが少ない武器や敵の攻撃を防ぎやすい武器を好む。

武芸者の手甲

武芸者の手甲

武芸者の手甲(ぶげいしゃのてこう)は、手甲を着装して行う格闘術を究めようと研鑽した武芸者が用いた手甲。手甲を着装した格闘術では拳を痛めることを恐れずに殴打したり、敵の武器を腕で受けたりできるため、徒手と異なる技法が多数存在する。

上忍の手甲

上忍の手甲

上忍の手甲(じょうにんのてこう)は、上忍が用いる見事な作りの手甲。上忍とは忍者の実行部隊に指示を与える指揮官であり、現場で戦闘を行うことはめったにない。しかし、大名に仕える忍軍は合戦に参加することがあるため、武器はやはり必要である。武器を取り出さずともとっさに防戦できるのは、主君の身辺を守る場合には利点となる。

鉢屋衆の手甲鉤

鉢屋衆の手甲鉤

鉢屋衆の手甲鉤(はちやしゅうのてこうかぎ)は、尼子家に仕えた忍者、鉢屋衆が用いた特殊な武器。文字どおり、手甲に鋭い鉤爪を取り付けたもので、手甲より殺傷力が高められている。鉢屋衆はもともとは舞などを披露する芸能集団で、祭や祝い事を利用して諜報や暗殺を行ったという。この手甲鉤の派手な装飾も、舞で用いるために施されたものであろう。

達人の手甲

達人の手甲

達人の手甲(たつじんのてこう)は、練達の域に達した武術家が愛用したとされる手甲。数年間に及ぶ山籠もりを終えた後は、いかなる武器を持った相手との果し合いにも応じ、一度も敗れることなく生涯を全うしたという。また、大鎧を着込んだ武者すら一撃で倒したとされる。

風魔の手甲鉤

風魔の手甲鉤

風魔の手甲鉤(ふうまのてこうかぎ)は、北条家に仕えた忍者、風魔衆が用いた特殊な武器。文字どおり、手甲に鋭い鉤爪を取り付けたもので、手甲より殺傷力が高められている。獰猛な印象の禍々しい装飾は、敵への威嚇効果が高かった。

頭領の手甲

頭領の手甲

頭領の手甲(とうりょうのてこう)は、忍の頭領が用いる贅を尽くした作りの手甲。頭領とは一つの忍軍を統べる地位であり、最も家格の高い上忍がその任につく。たとえ大名に仕えていて合戦に出た場合でも、実際に戦うことはまずない。象眼が施されていたり、金が使われていたりするなど頭領の威厳を表した品であることが多い。

白蓮の手甲

白蓮の手甲

白蓮の手甲(びゃくれんのてこう)は、不浄なるものを退ける法力が込められた手甲。蓮の花は泥中で育ち泥に汚れない清らかな花を咲かせるため、仏教文化圏を中心にアジアの広い地域で清浄さの象徴とみなされている。白い蓮は特にその傾向が強く、この手甲の意匠は清浄な法力を強めるために施されたものであろう。

氷華の手甲鉤

氷華の手甲鉤

氷華の手甲鉤(ひょうかのてこうかぎ)は、氷雪の力を宿した鉤爪付きの手甲。氷華とは植物などに着氷したものが成長して複雑で美しい形状に至ったものをいう。この武器は氷華を思わせる美しい氷をまとっているが、この氷は不思議なことに決して融けることも砕けることもないという。

百雷の手甲

百雷の手甲

百雷の手甲(ひゃくらいのてこう)は、雷の力を宿した手甲。この手甲をまとった拳から繰り出される一撃は、百の雷に打たれたのと同等の衝撃を敵に与えるという。その力の源は明らかでないが、異国の荒ぶる雷神の加護と主張する者もいる。

焔怒の手甲鉤

焔怒の手甲鉤

焔怒の手甲鉤(えんどのてこうかぎ)は、荒れ狂う炎の力を宿した鉤爪付きの手甲。この手甲鉤を着用した者は、触れるものを焼き尽くす火のように、速やかに敵を切り刻んで息の根を止めるという。一説ではこの武器で倒された者の死体は灰のひとかけらすら残さず燃え尽き、消えてなくなるとされる。

鬼腕甲

鬼腕甲

鬼腕甲(きわんこう)は、渡辺綱が切り落とした鬼の腕を加工して作られた手甲。ある夜、京の一条戻橋にて綱は美女に声をかけられた。その女が鬼の変装だと看破した綱は、頼光から貸し与えられていた名刀を振るい、見事その腕を切り落とす。鬼は苦痛の叫びを上げて愛宕山へと飛び去ったという。

猛禽爪

猛禽爪

猛禽爪(もうきんそう)は、隼流の忍者が用いる鉤爪付きの手甲。通常、忍者が用いる手甲鉤は戦闘以外の雑多な用途にも対応できるよう作られていることが多い。しかし、この手甲鉤は敵をすばやく切り刻むための武器としての用法に特化されている。あやかしや霊獣から得た素材が使われており、人ならざる相手に対しても威力を発揮する。

辟邪の手甲

辟邪の手甲

辟邪の手甲(へきじゃのてこう)は、魔除けの彫刻が施された手甲。いかめしい鬼神の憤怒の相を模した重厚な意匠で、悪鬼に恐れを抱かせて委縮させる。城や日本家屋の屋根に据えられる鬼瓦も、これと同じ効果を期待して設置されている。

すねこすり手甲

すねこすり手甲

すねこすり手甲(てこう)は、すねこすりの前足を模した意匠の手甲。制作者は不明だが、すねこすりに惚れ込んだ職人が心血を注いで作り上げた品だという。手触りのよさを特に重視して作られている。