圧倒的に不評 のバックアップ(No.1)
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- 圧倒的に不評 へ行く。
- 1 (2025-07-27 (日) 05:24:41)
- 2 (2025-08-02 (土) 20:31:21)
Steamにおける「圧倒的に不評(Overwhelmingly Negative)」は、ユーザーレビューの評価ランクの一種。
非常に多くのレビューが「不評(ネガティブ)」だった場合に表示される。
Steamレビュー
Steamレビューは、「Steam」で提供されているユーザーによるゲーム評価・感想の投稿機能。
購入者のみしか投稿できない*1ので、いわゆる「エアプ」のユーザーの評価のない、実プレイに基づいた評価となっている。
基本構成
Steamレビューには以下のような要素が含まれている。
項目 | 説明 |
---|---|
評価(👍/👎) | 投稿者がそのゲームを「他人に勧めるかどうか」を二択で選択する。 |
レビュー本文 | 自由記述で、プレイ時間、ゲーム内容、長所・短所などを書くことができる。 |
プレイ時間 | 投稿時点でのプレイ時間および現時点の総プレイ時間、過去2週間のプレイ時間が表示される。 |
参考になったかどうか | 他のユーザーがそのレビューに対して「参考になった」「面白い」と評価できる。 |
無料で入手 | フレンドからのプレゼントやメーカーが発行したシリアルコードなど、ゲームを無料で入手した場合はその旨が明記される。 |
返品済み | Steamでは原則プレイ時間が2時間未満であればゲームを返品できる。レビューしたユーザーが返品した場合はその旨が明記される。 |
レビュー評価
レビュー評価は「圧倒的に好評」から「圧倒的に不評」までの9段階で、好評の割合とレビュー数を元に分類される。
好評率に加えて、「非常に○○」「圧倒的に○○」は、レビュー数も条件を満たす必要がある。
「総合レビュー」と「最近のレビュー」で基準が多少異なる。
内訳は以下の通り。
総合レビュー
評価 | 好評率 | レビュー数 |
圧倒的に好評 | 95%以上 | 500件以上 |
非常に好評 | 80%以上 | 50件以上 |
好評 | 10件以上 | |
やや好評 | 70~79% | 10件以上 |
賛否両論 | 40~69% | 10件以上 |
やや不評 | 20~39% | 10件以上 |
不評 | 19%以下 | 10件以上 |
非常に不評 | 50件以上 | |
圧倒的に不評 | 500件以上 |
最近のレビュー
評価 | 好評率 | レビュー数 |
圧倒的に好評 | 95%以上 | 100件以上 |
非常に好評 | 80%以上 | 10件以上 |
やや好評 | 70~79% | 10件以上 |
賛否両論 | 40~69% | 10件以上 |
やや不評 | 20~39% | 10件以上 |
非常に不評 | 19%以下 | 10件以上 |
圧倒的に不評 | 100件以上 |
ワイルズでは
2025年2月28日に発売された『モンスターハンターワイルズ』は、発売直後から多数の不具合が報告され、Steamにおけるユーザー評価は「賛否両論」となっていた。
その後のアップデートによる改善が期待されたものの、実際にはクラッシュの増加や、意図的とも受け取られるバランス調整(いわゆる「ナーフ」)により、ユーザーの不満は急激に高まった。
5月末の「豪鬼アップデート」をきっかけに、Steamでの評価はさらに悪化。
6月20日時点では、直近30日間のレビューにおける好評率が19%にまで落ち込み、「圧倒的に不評」の評価を記録した。
全世界で累計1,000万本以上を売り上げたAAAタイトルとしては極めて異例の状況であり、この事態は株主総会でも取り上げられることとなった。
奇しくも6月20日は株主総会当日だった。
Steamにおける好評率の分布について(平均は80%)
一般的に、Steamのレビューは好意的。
以下は、Steamで扱われているゲームを好評率ごとにどのように分布するかを並べたデータ(8825件・2020年時点・150件以上のレビューがあるゲームに限る)
※PDFとは確率密度関数(probability density function)のこと。
ここで、横軸は好評率、縦軸はゲームの数(割合)。
チャートから、多くのゲームが好評率80%を得ている事実が読み取れる。
(ゲームのおおよそ半分がチャート上の赤線(80%)の右側にある。)
驚天動地の規格外ゲーム・モンスターハンターワイルズ
ワイルズの好評率は50%程度であるため、平均的なゲームと比較してかなり問題の大きなゲームに分類される。
「最近の評価」に限って言えば好評率は十数%であり(2025/7時点)、本チャート横軸の10のあたりを見ると判るように、近辺にプロットされているゲームはほとんど存在しない。
つまりモンスターハンターワイルズは飛び抜けた外れ値であり、いわばゲーム界の"希少種"と言える。
本データのソースは以下。
Heuristics for assessing Steam game reviews [Part 1] - M Baas
参考までに、ソースでの考察を以下に引用する。
- レビューは非常に肯定的である傾向があります。
- 好評率が80~85%の場合、そのゲームが平均的であることを示します。
- 好評率が80%未満であれば悪く、70%未満は非常に悪いスコアです(ゲームの下位20%)。
- 好評率が85%を超えると平均を上回り、92%を超えるスコアは非常に良いスコアです(ゲームの上位20%にランクイン)。
Steamストアの評価は、 「直接購入したユーザー」のレビューのみ集計対象。
外部のストアやPCパーツ等付属の製品コードで入手したユーザーは、レビューこそ投稿できるが評価には影響しない。
レビュー全数の評価がストアでの表記よりもさらに低いシチュエーションがありうる。
余談:■■■■のPSストアレビュー
PSストアでの評価。steam評価に対抗するホイルー達の武器だった。
こちらはsteam評価と異なり星を押すだけでレビュー文なし、プレイ時間も表示されない。
PSストアレビューの評価はsteam同等かそれ以上に甘いとされており、☆4を切ることはそうそうない。
発売当初の■■■■は☆4.5を超えており、これを根拠にsteam評価を「低スぺPC勢の文句」だとか「中国人の工作」
のように封じ込めようとする光の戦士達が多く観測された。
ところがSteam評価の後を追うようにPSストアレビューも落ち始め、7月22日時点で☆4.25を記録。
これは魂の前作ワールド(☆4.71)、真の前作ライズ(☆4.33)を下回り近年の無印作品では最低評価である。*2
関連項目
モンスターハンターワイルズ プレミアムデラックスエディション
闇の組織
叩き棒として使える条件
年度末 - 危険な兆候はあった
賛否両論 - 発売直後
圧倒的に不評剣