吉田さん!何考えてるんですか!『モンハン』を作ってほしかったのに! のバックアップ(No.1)


ワールドの頃に判明した辻本良三氏の発言。

 

――まず初めに、今回のコラボに至った経緯を教えてください。
 
吉田直樹氏(以下、吉田氏):約8年前、僕が『FFXIV』を担当することが決まった翌日、イベントの帰り際に辻本さんから声をかけてもらったんです。「吉田さん!何考えてるんですか!『モンハン』を作ってほしかったのに!」と(笑)。そのときに、「『FFXIV』がダメだったら『モンハン』を作りにきてほしい。うまく行ったらその実績を持って『モンハン』を作りにきてほしい」とも言われたんです。そして、「『FFXIV』を立て直すために、『モンハン』の力を貸せるのであれば、なんでもする」とも言ってもらえました。これは僕にとってかなり大きくて、自分という人間を応援してくれてる人がいるっていうのは、チャレンジしていく上でとても勇気づけられました。だからこそ、『FFXIV』がちゃんと『モンハン』と並べる位置まで行ってからじゃないと、コラボしても本当に借りているだけになってしまうので、「その時が来るまで頑張るよ」と伝えました。

 

辻本は大分吉田にお熱な様子。

辻本良三氏(以下、辻本氏):全部言われてしまいました(笑)。吉田さんと初めて会ったのは10年くらい前なのですが、ディレクターとして才能に溢れている人だと思っていて、いつか一緒に仕事をしたい、一緒にゲームを作りたいと思っていました。そしたら急に、『FFXIV』の担当になっちゃって、「ちょっと待て」と(笑)。ただ、吉田さんはやると決めたら真剣にやる人なので、そこはちゃんと応援したいなと。その時点で先程吉田さんが言った通り、何かやりましょう的な話はあったのですが、具体的なコラボの話は『モンハン:ワールド』まで一切してないんです。

 

関連項目

辻本良三
オメガ・プラネテス