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Sun, 09 Nov 2025 05:31:57 JST (33d)
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ゲームを理解する“AIテスター”まで実戦投入されていた!今明かされる『モンスターハンターワイルズ』開発秘話
https://www.gamespark.jp/article/2025/05/28/153115.html

このように大きな負荷や通信遅延といった課題があるにもかかわらず、本作はあえてクローズドベータテストによるネットワークの事前検証を行いませんでした。その理由は、発売直前まで開発を続けて面白いものを作り込みたかったからなのだそうです。しかし、その分テストには力を入れ、サービス開始後にトラブルが起きそうな部分は事前にすべて検証していました。井上氏は、「そのお陰でローンチはさして大きなトラブルが起きることもなく、ユーザーの皆さんに楽しんでいただけた」と胸を張りました。

驚いたことに、『モンスターハンターワイルズ』のネットワークはその規模にもかかわらず、若手を含むわずか7~8名のスタッフで開発・運用しているそうです。なお、この人数はピーク時の数字で、現在はさらにこの数から徐々に減っているとのこと。



さらに、井上氏が現在一番力を入れて取り組んでいると語ったのが“AIテスター”です。本来、デバッグは大勢の人間が時間をかけて行うものですが、人間のテスターに代わってデバッグを行う「ゲームをプレイできるAI」を作ってしまおうというのがAIテスターです。

このAIテスターがこれまでのテスト用AIと根本的に異なるのは、画面の外からセンサーでゲームの映像を見てオブジェクトを認識し、ゲームの文脈を理解した上で思考する点です。AIテスターは『モンスターハンターワイルズ』で実戦投入されました。普通の言葉で指示を出せば即座に大量のテストをこなしてくれるAIテスターも考案されており、実際に動き始めているそうです。

 

実験的な試みはもっと小規模なタイトルでやってくれ

 

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大規模に置き換え可能という考えは愚か―『バルダーズ・ゲート3』開発者がスクエニの「QA・デバッグの7割AI化」計画に苦言

 

スクウェア・エニックスが11月6日に発表した中期経営計画進捗報告では、2027年末までにAI技術を活用してQA・デバッグ作業のうち70%を自動化するという野心的な計画が説明されていました。
 
海外メディアVGCがこの件を報じた記事に反応したのがMichael Douse氏。同氏はLarian Studiosにおいて『バルダーズ・ゲート3(Baldur's Gate 3)』のパブリッシングディレクターを務めたことなどで知られる人物です。
 
同氏は自身のXアカウントにて「QA部門はどの会社でも最もビデオゲームに関わっている人材です」とする苦言をため息混じりに投稿。AIや自動化といった技術が大規模ゲームのQAにおいては「明らかに不可欠な要素」と理解は示しつつ、「大規模に置き換え可能という考えは愚かです。彼らとの会話を置き換え可能と想定しているが、それは実際には不可能だからです」と説明しています。
 
さらに続くポストにて「QAは本来はエントリーレベルの仕事ではない」と前置きしつつ、QAの仕事が有能なリードデザイナーなどを生み出すための「業界への入り口」としても機能しているとの見解を示しています。

 

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