胡乱舎猫支店/その瞬間 のバックアップ差分(No.1)


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#contents
*読む [#hae300e8]
> 3年です、一緒に暮らして。ええ、誘ったんです、「ウチに来ない?」って。彼、色々大変だったみたいだから。生活のことも勉強のことも何もかも支えたんです、3年間。籍を入れなかったのは彼が「けじめをつけたい」って言ったからです。「試験に受かってちゃんと就職してそれから」って。そんな誠実なところも好きなんです。
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> 3駅しか離れていない所にいたなんてね。見つかんないとでも思った?舐めてんの?突然帰って来なくなって、新しい部屋で新しい生活、新しい……くないかぁ古い女なんだよねぇ?そっちのが。どぉして自分達が被害者って顔すんの?わるものに追い詰められた悲劇のヒーローとヒロイン気取り?あああっくっさい臭う臭う、ナニソレ?腐ってない?
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> どーでもいいと思った。ホント全部どーでも。触りたくないし。でもあの女の指、あの貧相な指にこれ見よがしに光ってたリング、あれってアレじゃない?カタログにチェックつけてたヤツじゃないの?! 
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> よくわからない……どうして……ねェ……ドコ?……ココ……。

*ジャンル [#o00a2e50]
[[愛憎]]、[[浮気]]、[[臭]]、[[カタカナ]]、[[数字]]、[[彼]]
*カテゴリ [#hae0d261]
[[超短編/サ行]]
*この話が含まれたまとめ [#y4ed1f20]

*評価/感想 [#k72afbb2]

*初出/概要 [#jef52d23]
超短篇・500文字の心臓 / 第175回競作「[[その瞬間>超短編/サ行#fd18f4fb]]」 / 参加作
*執筆年 [#l31d3fdf]
[[2020年]]
*その他 [#q2de41ad]

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