#topicpath
#contents
*読む [#y09e1b75]
> 落ちる！その瞬間、目が覚めた。ワタシはホッとしてベッドから起き上がる。トイレに向かう。ドアを開け１歩踏み出す。床がなかった。落ちる！その瞬間、目が覚めた。ワタシはハッと辺りを見回す。満員電車の中、ワタシは誰にも見られていなかった。駅に到着する。人の流れに乗って階段を降りる。後ろからドンと押される。落ちる！その瞬間目が覚めた。心臓がバクッと大きく拍動する。会議中、ワタシはさもメモをとっていたかのように手を動かす。意見を求められる。冷や汗の発言。どうにかしのぎ湯飲みに手をのばす。すべった。落ちる！その瞬間、気がついた。私は気持ちのいい潮風に吹かれていた。沁みるような青い海と白い波が目の前に迫ってくる。靴は崖の上に揃えておいてある。
*ジャンル [#edcf07a0]
[[一行作品]]、[[コメディ]]、[[！]]、[[色彩]]、[[走馬灯]]、[[わたし]]
*カテゴリ [#n8349eb0]
[[超短編/ア行]]
*この話が含まれたまとめ [#t7200256]
*評価／感想 [#of45ae60]
*初出／概要 [#t1894e8f]
超短篇・500文字の心臓 / 第30回競作「[[落ちる！>超短編/ア行#t3b90170]]」 / 参加作
*執筆年 [#l1a85695]
[[2003年]]
*その他 [#bbb87d7a]
#counter
