空虹桜/まだ生きてるという凡ミス

Last-modified: Mon, 14 Dec 2020 23:31:31 JST (314d)
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 閃きはいつも安直で、悔しいほどに自分は天才じゃないと思い知らされる。天才でありたいわけじゃなく、普通に毛が生えたようなもののことぐらいわかっているけど、でも、このやるせなさはなんだ?

 ごめん。見栄張った。普通より下です。下の下てはないけど、下の上と言うほど身の程知らずじゃないつもり。って、誰に見栄張る必要あるんだ?単なる自省なのに。

 なんで生きてるんだろう?とたまらなく思うこのご時世。世界の分断とかにちっとも無関係に孤独で、営業成績も給料も上がらない。金持ちが秒で稼ぐ金額は俺の年収より多い。好きな人は冷たい。

 みんなに愛されたあの人やあの人の代わりに、俺が死ねば良かったのに。

 金曜の夜はいつもそんなことを考えてしまうから、家で悪酔いする。

 いいことないかなぁ。

 最近の口癖なのに、言えば言うほど遠のく気がする。みんな自分より幸せに見えて、惨めさだけが増す。歯に野菜が挟まって取れない。

 隣の芝生が青いなら、俺の芝生は何色だろう?みんなみんな。どうして生きてられるんだ?不思議でたまらない。

※初稿につき、最終稿はこちら

ジャンル Edit

リアル日常生命ルッキズム経済?COVID-19

カテゴリ Edit

超短編/マ行

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2020年?

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