よもぎ/明日の猫へ
Last-modified: Thu, 02 Sep 2021 23:41:24 JST (572d)
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缶詰は開けておくから、好きなだけ食べていい。
小さなドアいつものように、気まぐれに出かけなよ。
キミはいつも僕のじゃまをして、僕はいつもキミを膝に乗せて。
それだけで、この世界だけでよかったのに。ごめん。
今夜この窓から僕は行く。ドアの外に僕の場所はないから。
丸くなるキミ。小さな寝息。僕のこと忘れていいよ。
キミのしっぽが好きだった。
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この話が含まれたまとめ 
評価/感想 
初出/概要 
超短篇・500文字の心臓 / 第164回競作「明日の猫へ」 / 参加作
執筆年 
2018年?
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